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ゴーゴー嬢がガツガツする訳―パタヤ夜遊び裏事情

投稿日:2015年7月23日 更新日:

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ここ数年ダラダラ続いている円安(バーツ高)にタイの物価上昇もあり、ナイトライフ関連の相場も年々上がり続ける一方だなぁ・・と感じるパタヤの夜遊び事情、今日この頃であるが、特に歓楽街ウォーキングストリートのゴーゴーバーに目を向ければ一目瞭然。その昔はレディの連れ出し料、いわゆるペイバー(バーファイン)が大体500B程の時代が長らく続いたが、それが徐々に600B、、そして800Bへと値上がりする店が出てくる中、一気に1.500Bという大台に乗せてきたのが数年前にOPENした人気店センセーションだった。(ただし12時以降になると1.000Bに値下げというシステム)

スタイルの良い見栄えするレディたちを並べ客を呼ぶ。そしてペイバー代を高額に設定して常にレディたちを店にいさせる。どちらかと言うと店に多くの客を呼び込みドリンク代で稼ぐやり方だ。そして、この店が一気に繁盛店へとのし上がったものだから、それに追随するように他店も軒並みペイバー相場が上がっていったという流れである。最近ではペイバー代600~800Bの店が多く、人気店や売れっ子なら1.000~1.500Bとか連れ出し料にも幅がある。その上、ダンサーだの、コヨーテだの、ショーガールだのとよく分からん区別(料金差異)などもあり、交渉時にいろいろと確認事項が増え、夜遊びするのも面倒くさい時代になってきたなぁという印象である。

更に、現在は観光客が減少するローシーズン。場末のバービアにでも行けば手軽な価格で交渉し連れ出すことも可能な格安時期であるが、一方、ナイトライフ最前線のウォーキングストリートなら格安交渉できるどころか、逆にいいカモが来たとばかりにタカリに集られることが多くなるわけである。自分のオキニにドリンクを奢ったとたん、やれ友達だの、ウエイトレスだの、ママさんだの、隙を見せればあっという間にテーブルはレディドリンクで埋め尽くされる羽目になる。パタヤの夜遊びをある程度覚えたファラン(欧米人)たちは「あの店に行くとサンタクロースになってしまうから注意!」といったニュアンスの言葉を使う。要はサンタクロース=タカられるというわけだ。だからファランたちのナイトバーでの言動を見ていると自分のドリンクをオーダーしたら、その都度、会計を済ませる人が意外に多いことに気づく。会計時にじっくり細かく伝票をチェックするのも欧米人種ならでは習性であると言えよう。(多分)

と、先日、知人が連れ出したゴーゴー嬢が「今いる店を辞めて他に移りたいんだ」と嘆いていた。聞くと店の労働条件が厳しいのだという。その店はここ数年、新しく出来た店の一つであるが、もう何年も前から顔馴染みのヤリ手系ママさんがいる店でもある。てなわけで、ママさんとの折り合いが悪いのか、斡旋料を取られているのかなど、いろいろ思案しながら勘ぐっていると、実はそうではなく、その店で働くレディたちには大変な労働ノルマが課されているようなのだ。その内容はというと、サラリー(給与)は10日ごとの締めで10.000バーツ。単純計算しても1日1.000バーツ、30日フルで働けばとりあえず30.000バーツは稼げるというような話である。しかも休みは自由。ただし!と、ここで出てくる条件がレディたちに重くのしかかるノルマであり、「10日で50杯のレディドリンクを客から奢ってもらうこと」+「ペイバー(連れ出し2回)」の条件をクリアしなければならない。それが出来なければ給料10.000バーツから差引される仕組み。平均すると1日5杯のレディドリンクと5日に1度の割合で連れ出されればOKということだ。とまあ、売れっ子ならさほど難しくない条件かもしれないが、その他全てのレディたちが皆、簡単にクリア出来るとは思えないシステムである。

というわけで、その後、機会があれば行く先々のゴーゴーバーでも労働条件を聞いてみたのだが、最近では多くの店でこのノルマ制が使われているようだ。だいたいが10日締めでレディドリンクが50~55杯、ペイバー2回程度で1日1.000バーツのサラリーというものだが、パタヤで4店舗の系列店を持つ人気店では15日締めで100杯のノルマだとか、売れっ子になると待遇が違うとか店によりいろいろ細かくあるようだ。とまあ、店側からすればレディたちがドリンクを奢ってもらおうと必死になるわけで売上の貢献に繋がるシステムだが、客側からすればタカリが酷くなるだけである。その昔は1ヶ月の固定給料制で8.000~10.000バーツとか、それにドリンクバックとかペイバーバック、客からのチップで稼ぐというスタイルが主流だったのだが、このノルマ制により今後もタカられる店は増え続けていくのかもしれない・・。

で、気になるのが、そのカラクリである。某店のノルマを例にすると10日で50杯ということは店側が得る売上は(レディドリンク150~180B×50杯)=7.500~9.000バーツ、それに加えペイバー2回で1.600~2.000バーツ程。むむっ!?ほぼノルマの売上で給料出てるがな。これならレディが何人入れ替わろうが、何人増えようが、店側的には採算は合うシステム。赤字を避けるための賢い経営手段とも言える。しかし、その店が毎日平均どれだけの客を呼べる店なのか、需要(客)と供給(店)のバランスが合っていなければ経営は破綻する。その際、痛い目に遭うのがノルマをクリアできずに給料をカットされるレディたちとなるのだ。客がつかずドリンクも奢ってもらえない子は最悪ほぼ無給(ただ働き)のような仕打ちに遭う羽目となる。そうなると店を辞める選択をすることに繋がり、結局、彼女たちは毎日シビアなふるいにかけられているようなものなのである。

だからこそ、ゴーゴー譲たちは客足の少ないローシーズンになると更にタカリが酷くなるのだ。待ってましたとばかりに言いより、ドリンクをねだり、友達やウエイトレスにも飲ませていいいかとタカってくる。強請れば大丈夫そうな客ならばノルマを達成するためのカモにされてしまうのだ。そして、彼女たちは客の目を引く為に顔をいじり、更には豊胸と、全身整形すること自体が当たり前のような環境と価値観の中で日々、淡々と仕事を続けていく・・・。

ゴーゴー嬢がガツガツするのには訳がある。ゴーゴー嬢が整形するのにも訳がある。そして、今日もまたナイトライフ最前線ウォーキングストリートでは派手なネオンライトの下でシビアな客の奪い合いとレディドリンク営業が繰り広げられているのであろう。(パタ夜~)

 

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