パタヤの夕暮れどき、コンビニに立ち寄り、いつものようにATM機から現金を引き出しているとふと隣から、プンプンと強烈な香水のにおいが・・。。目を向けると、夜の出勤間もないといった出で立ち、その辺のバービアで働いているであろうボディコンねーちゃんが、公衆電話でおぼつかない英語を口にしている。「ノー、アイ、ミス、ユー・・」だとか、「アイ、ウォント、ユー、カムバック、ダーリン・・」だとか聞いているこちらが恥ずかしくなるような会話である。。 いや、聞きたくなくても勝手に聞こえてくるほどの大音響、といったほうがいいかも・・汗）。
でも、もうそんなのパタヤではよくある光景だから、なんとも思わなくなっている自分がちょっぴり切なくあったりもするのだが、、思わず聞き耳を立てていると、「ノー！ノー！アイ、スリープ、ラストナイト。。ソーリー、ダーリン。アイ、ラブ、ユー・・」。と何度も口にし始める彼女。そして徐々に、その声も大きくなっていく。この時点で、この先がどうなるのか妙に気になってしまい、ＡＴＭからの出金作業をわざと手間取らせてしまう僕・・・苦笑）。
と、突然、、「ファッ●ユー！！！」と一括し、一方的に電話を切ってしまう彼女。。おそるべしパタヤレディ・・・汗）。おそらく、昨晩、彼女の部屋に国際電話をした（どこぞの国の）彼だが、電話がつながらない。あるいは、出てくれなかったのだろう・・。そして、今日彼女から電話がかかってきたが、嫉妬心から執拗にその理由を尋ねるも、、最後は逆ギレされて、終了。。ってなところか。
「自分も昔、タイ女性にはまって国際電話したり、嫉妬したりしてたなぁ・・」。なんてしみじみ思いながらも、思わずパタヤらしい安っぽい光景に浸ってしまったわけだが、そういえば、、こういう光景も最近、あまり見かけなくなってきた。
世界に負けず劣らず、携帯電話の普及率もすさまじい勢いだし、、そのうち、この【公衆電話＋夜の女】というタイ（パタヤ）ならではの安っぽい景色も、姿を消してしまうのかもしれない・・・。うーむ、、なんのこっちゃ。
