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タニヤイズム―日本人で稼ぐ女たち VO.2

投稿日:2004年1月17日 更新日:

taniyaizm

バンコクが誇る日本人街、ソイタニヤ(タニヤ通り)。ここにあるネーチャンがいた。歳は、自ら20代後半だと言ってはばからないが、どう見ても30代中盤。化粧のりが全く悪いところを見ると、まあ、当然である。彼女の名前はナナ(=仮名)。タニヤでよくあるように自らをナナちゃんと、ちゃん付けで呼ぶあたり、その時点で多少腹が立つ。

彼女は、ある日本人客を獲得した。もちろんタイは初めて、タイ事情も、相場も、どこに何があるのかさえ分からない。いわば、おのぼりさん丸出しの日本人であった。こういう日本人を発見した時の、彼女らの闘争本能はすさまじい。まさに、骨までしゃぶりつくすハイエナのようなものである。

彼女は、この客、M村さん(=仮名)と一晩を共にした。そして、たった一晩、たった数時間の間に、彼女は彼を洗脳してしまった。まず、初めの彼女の口説き文句はこうだった。「ワタシは、コノ店の中でもクラスがチガウ。ママに近いソンザイ。ワカル?ダカラ、お店に払う連れ出し料も他のコとはチガウノ」。クラスが違うってあなた、ベテランってだけでしょうが。何が違うのか見てみたいものだが、まあ、彼女の上等文句なのだろう。

「フダンは、他ノお客さんとイカナイケド、デモ、ワタシ、アナタのコト、スキ。イイ人みたいダカラ。一緒にイキタイ」。はい、これでM村さんは、彼女の偽りスキスキ光線にメロメロ。もちろんオフ決定!そして、次の日、M村さんに会った僕は、彼からおどろおどろしいことを聞く羽目になる。何でも彼女は、自称・敬虔なイ●ラム教徒とのことで、今は、断食の時期であるゆえ、身を清める為に、アソコの毛を剃っているのだという。いやいや、そんな話聞いたことないが。っていうか、敬虔なイ●ラム教徒だったら、こんな仕事出来ないだろ!(多分)

「ワタシ、M村さんのことスキ。オカネはカンケーナイ。一緒にイキタイ」と毎晩のように、あり得ないウソを付きまくるナナちゃん。でも、M村さんは、そんなナナちゃんに首ったけ。お金は関係ないと言ってるわりには、自分はクラスが違うと言い寄り、毎晩、相場以上の連れ出し料とチップを要求!誰に買ってもらったのか、自分の愛車を使い、M村さんのホテルまで行くのはいいが、その際のガソリン代までもM村さんに請求するあたりは、たいした肝っ玉の持ち主である。あなた、それってバリバリお金に固執しているではありませんか。

M村さんいわく。彼女はこんな仕事早く辞めたいらしく、今、お姉さんが問題あって…などと、たった一晩で、すでにお金の話までもしているという。で、「かわいそうだよねぇ。こんな仕事長くやって。日本に帰ったらちょっとぐらい仕送りしてあげてもいいかな」などと、昨日知り合ったばかりの女に、こんなことまで言ってのけるM村さん、あなた御人好しにも程がありますよ。

で、昼時、彼女を恋しくなったM村さん、さっそく電話をしてみると、彼女の口からは「あ、M村さん♪ワタシ、今、エンポリアムでショッピング。このあとオネエサンとビューティーサロンにイクノー♪」。などとひょうひょうといってのけるナナちゃん。

と、それに対し「ナナちゃん、今、ショッピング中だって。やっぱ女の子だよねぇ」と、無邪気に反応するM村さん。いや、お金に困っている人間は、決してエンポリアムのような高級デパートには行かないし。というか、お金がないとエンポリアムでショッピングなんて出来ないんですけど。いやいや、その前に本当にお姉さんに問題があって、お金が要りようなら、まず自分の愛車を売りに出すはずでしょ。いやはや、全てを信じる人にも問題がありますけど、ほんとタニヤの娘は恐ろしいばかりです。

タニヤでよく耳にするのが、昼間は大学に行っているというやつ。これ大学は大学ですけど、一般でいうところの大学生ではなくて、いわゆる履修生ってやつです。1単位いくらかの授業料で、毎週、何個かの講義を受けるっていうもの。ラムカムヘンを始めとする一部の大学では、こういう履修制度をとっているのです。みなさんが見てるやつ、あれ大学の学生証ではなくて履修生に支給される入講証ですから。

で、皆が皆、口をそろえて言うのが「専攻はマーケティングと日本語」っていうやつ。これ、もうタニヤの制度としかいいようがありません。とりあえず新しく女の子が入ってきたら、先ず日本語学校。そのうち常連客の一人でも出来たら、次のステップは大学の履修。で、マーケティングを勉強させて常客を言いくるめたら、晴れ晴れと卒業!もちろんお客に全て出資させて、美容院やら、新しい飲み屋やらをオープンさせるという制度なのです。いや、あれだけ同類の子がいたら、そうとしかいいようがありませんから。ま、ママさんの小遣い稼ぎということもありますが。

最近では現役大学生なんて売り物にしてる店もありますが、これ、へたしたら店で、大学の入稿証とかテキストを買い揃えて、女の子に支給している可能性もあります。いや、タニヤだったらあり得ます。タニヤを舐めてはいけません。だって、最近チップの相場が上がっているのは、もちろん店同士で相場を決めているから。よくある500~600バーツで飲み放題ってやつもその部類でしょう。

こうなれば、ソイタニヤではなくて、タニヤ村です。マフィア系の村長が仕切っていて、村には組合みたいなものがあって、頻繁に寄り合いを開き、最近の客入りなどの情報を交換し合う。で、身入りが悪くなると、一斉に団結し相場を上げる。そういうもんですよ。タニヤってところは。ほんと、おそろしい所です。タニヤ村。で、そんなところの住人なわけですから、タニヤ嬢ってのはもう気合の入りようが違います。ここではタニヤの常識が全てなのです。

夜のチップとは別に、タクシー代を請求してくるタニヤ嬢。100バーツを握らせると「家遠いから、これじゃ帰れない…」と500バーツを請求。「お前、いったいどこから通ってきとるんじゃい!」と言いたくなりますが、それを平気で言ってのけ、「あ、、そうなんだぁ」と思わせるのがタニヤ嬢。

いや、タニヤイズムってやつなのです。まあ、それでも、ここが天国だと思う人がいるから、こうなった部分もありますけど。ま、僕は彼女らを違う人種だと思ってますから、大丈夫ですが。皆さん、村遊びも本気半分ってところがよろしいかと思いますよ。

いや、若い子なら7~8割は、ちゃんとタイ人男がいますから。(間違いなく)

 

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