タイは南国だから、ワシントン条約に違反していて確実に日本に持ち込み不可能！みたいなノリの蛇とか亀などの珍獣も市場で売られているし、中華系が多いから商売繁盛のアイテムとして、アロワナなどの熱帯魚や、珍しい金魚などを店先に置いて飼っている人もいる。もちろんペットとして犬を飼っている人も多い。（最近ペットブーム？）
そんな中、我が家にも新しいペットが出来た。何かと言うと、それはチンチョー（ヤモリ）である。「なんだ、そんなんかよ！」と期待していた人には悪いが、これが案外違うのである。実は、僕の住まいのシャワー室（トイレ兼）に、およそ数週間前に現れたこのチンチョー。前からもしばしば見かけていたのだが（タイってどこにでもいるよね）、このチンチョーは、まだ全長約3ｃｍほどの赤ちゃんチンチョーなのである。
たぶん、前から居座っていたやつは親なのだろうか、、最近ではもう見かけなくなったから、この子を産んでから死んでしまったのかもしれない。というわけで、トイレに行くたび、アプナム（シャワー）をするたび必ず、可愛くシャワー室のいずこかにピタリと居座っている居候くん。まだその肌つやも半透明でこの上なく可愛らしい。そして、僕と同じ一人身の境遇。
僕は、彼のことをペットとして認定した。そうなると名前が必要なので、とりあえず「チンちゃん」ということにした。（あほくさ）
そもそもチンチョー（ヤモリ）やトッケイ（大型ヤモリ）はタイ人にはなじみのもので、田舎では、これらを食する地方もあるらしい。基本はガイヤン（焼き鳥）のような感じで、カオパット・トッケイ（トッケイの焼き飯）や、パックラパオ・チンチョー（チンチョーのバジル炒め）もなかなか美味とのこと。さすがタイの田舎の人は何でも食う。（汗） でも、蛙はもちろん、ネズミを食べたという話も聞いたことがあるし、有名なところでサコンナコンは犬を食することで知られている。だからタイには早死にする人が多いとは、僕が思っていることであるが。
まっ、何はともあれ、僕は決してそんな野蛮なことはしたりしないので、安心して、すくすく元気に成長してね。チンちゃん。
