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ロイクラトンで稼ぐヤツラ

投稿日:2005年11月22日 更新日:

loykratong-thai

毎年11月になると、タイの伝統行事「ロイクラトン」の季節がやってくる。ロイクラトンとは、旧暦12月(現11月)の満月の夜、川や海などに灯篭(クラトン)を流す(ロイ)行事のこと。その際、祖先の供養とか、雨季の終わりというわけで豊作への感謝をしたりする。

だが、専ら最近の若者の間では、1年に一度の恋人同士のイベント的存在であり、一緒にクラトン(燈篭)を流し、そのクラトンが並んでうまく流れていけば、二人の未来も同様に・・・なんて、ロマンチックな想像を膨らませるわけである。

と、そんな説明はさておき、どんなイベントにも、それにあやかろうとするヤツはいるものである。というのも、パタヤでのロイクラトンは、もちろんビーチ(海)で行うことになる。で、クラトン(燈篭)を購入し~流すまではいいものの、皆、ひざ下ぐらいまでは海に浸かって流してみても、簡単に転覆したり(これは最悪/縁起が悪い)、波で岸まで戻されてしまうのである。

と、ここで、クラトンボーイズ登場!!

パタヤのビーチでは、毎年ロイクラトンの日になると、どこから集まったのか、そして何者なのか(=普段は物売りボーイズ?)。小学生ぐらいのガキが、暗闇の海の中、せこせことバイトをしているのである。それは、もちろん、クラトンを流す手伝いで、海に入って濡れたくない人でも、このクラトンボーイズに依頼すれば、彼らは岸に戻されない程度まで泳いで、クラトンを運び~流してくれるわけである。

と、僕もこのクラトンボーイズに遠くまでクラトンを運んでもらったわけだが、なぜかチップの一つもねだってこなかったのである。んっ、なぜ?おかしい・・

と、よくよく、その後の彼らの動向を観察すると、その実体が分かってしまった。それはクラトンの中身泥棒であったわけである。というのも、クラトン(灯篭)はバナナの木と葉っぱなどで創作されているわけだが、流す際には、自分の爪・髪の毛、そして、コイン9バーツ(=9は縁起がいい数字の為)を入れる等の習慣がある。

彼らは、暗闇の海の中、カトンを流す手伝いを装い、このたった9バーツを、せこせこ集めていたのである。(うっ、せこすぎる) でも、たまには20バーツとか、100バーツとかを入れる太っ腹ファラン(=欧米人)とかも多分いるわけで、そう考えると、いや、中々かしこいのかも・・と感心してしまった。

うむ、アジアのガキは本当にたくましいもんです。

 

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