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プアンカンの意味

投稿日:2005年4月1日 更新日:

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「プアンカン」=タイ語で「友人関係」という意味である。(※プアン=友達) タイ人は、サヌック(楽しい)で、サバーイサバーイ(快適)なことが好きな民族だけあって、このプアンカンというものを非常に大事にする。というのも、タイ人の多く(?)は、進学する学校を決めるとき、就職先を決めるとき、そして仕事先を変えるとき、全ては友達がいるか否かを考慮する場合が多いからだ。

「自分には夢がある!」。「私はこういう職につきたかった」。「仕事は辛いが、もう少し辛抱しよう」。彼らには、そういう日本人的な思慮深い考え方はあまり存在しない。ただ、そこにあるのは「大好きな友達がいるからサヌック!(楽しい)」。「仲のいい友人がいるから、サバーイサバーイ!(心地いい)」という単純な思考のみである。

そのためか、義理人情にも熱いようだ。ある日、知り合いの女の子が、血気盛んに、ボクに告げてきた。「私、今晩、ケンカの予定が入っているの」。「はぁ~?なんで?」。「友達が、男性のことで、ある女の子ともめているんだけど、口喧嘩だけじゃどうしようもないから、今晩決闘するのよ」。

「えっ、決闘?」。ボクは自分の耳を疑った。彼女はもう24歳。日本で言えばOLさんの年頃である。そんな大人の女性が、歳にも似合わずケンカとは。彼女が言うには、タイにおいて気にくわない者がいれば、女性でも殴り合いのケンカはよくあることだという。ただ、男性の場合は闇討ちとか、集団で一人をボコボコにする卑怯なやり方が多いが、女性の場合は「○月×日の午後□□時にどこそこに集合」などと、きちんとした果たし状らしきものを、ケンカしたい相手に先ず告げるのが礼儀とのことらしい。(苦笑)

「今、何人かに電話で連絡を取って5人集まったところ。でも、向こうは8人いるらしいから」。彼女は、興奮気味に言った。もちろん、素手でのケンカで凶器などは使わないらしい。(汗) 彼女はイサーン地方の出身。ボクは興味本位に尋ねてみた。「ねぇ、そういう決闘みたいなのって、君ら田舎出身の子たちだけでしょ?バンコクで育った都会っ子がそういうことやるとは思えないんだけど」。

すると、彼女。「何、言ってるのよ。私、以前にバンコクでも働いていたけど、タイの女の子はみんなこんな感じヨ」。「・・・」

それが本当かどうか、どこまでが一般的なのかは分からなかったが、数日後、決闘を終えたと思われる彼女に会った時に、そのときのことを尋ねてみた。「ねぇ、この前の決闘は、どうだった?」。「最悪よ。相手はこっちに恐れをなして現場に現れなかったのよ」。「で、どうしたの?」。「1時間以上待っても来ないから、結局その後、皆でカラオケに行って、お酒を飲んで楽しかった」。「・・・」

言葉を失ってしまった。彼女は更に話を続けた。「でね、ケンカの原因の友達なんだけど、その子、臆病者で当日マイサバーイだからとウソついて、当事者のくせに現場に来なかったのよ」。「・・・」。「もう、彼女とは絶好よ!(怒)」。「・・・」

タイ人の間でいうところの「プアンカン」とは子供のままごとのようなレベルの「トモダチカンケイ」であることが、その日、判明した。

 

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