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マニラ空港で拘束される!?

投稿日:2006年5月15日 更新日:

manila-philippine

友人の誘いで、初めてフィリピンへ遊びに行った時の話である。旅の内容はともかくとして、一週間ほど歓楽地アンヘレス(ゴーゴーバーのメッカ)で過ごした我々は、帰国の際、再びマニラ国際空港へ。飛行機搭乗のチェックイン~イミグレーションでの出国手続き。どの国においてもそう大差はないお決まりの作業である。だが、その時だけは、なぜか違った。何なく出国スタンプを押してもらい、速やかに歩き始めた僕を、係員がおもむろに呼び止めた。

「ミスター、ちょっとお待ちください!!」。そして、なぜか、そのまま別室へ連れて行かれることに・・・。いや、僕は、この国で決して悪いことなどしていませんよ。いや、確かにちょっと不純な旅であったことは認めますが・・・(汗)。数分後、そして、十数分経過・・・。特に、この国で犯した罪など神に誓ってないが、微妙に不安になってくる僕。(撃沈↓)

そして、個室を覗くと、そこにいたフィリピーナ係員達が総出で僕のパスポートを手にし、何やら棚の中から書類をごそごそと取り出し、見比べているではないか。ま、まさか、、僕ってフィリピンでブラックリスト入り?指名手配? な、なぜ??

歳はもう三十路を越えたが、こんな無垢でいたいけで、悪いことなんて生まれてこの方、ちょっとだけしかしたことのないような僕をなぜ?しかも、初めてのフィリピンなのに・・・。いや、きっと僕の名前を誰かと間違えているのだろう。あるいは、僕のパスポートのコピーが、フィリピンで出回って何かに悪用でもされたのか。もう、頭の中は、悪い結果の方向へと妄想が膨らむ一方だ。

うぅ、、面倒なことになってしまった。

で、その後、そんな不安を加速させるように、毅然とした態度で、空港職員のオバチャンが僕の元へ歩み寄ってきた。そして、タガログ語で何やらまくしたててきた。「ⅶゝм"∞・・・・!!!(意味不明)」。「はぁ~?」。もちろん言葉なんて分からない。

すると、職員オバチャン、今度は英語で「あなた、タガログ語喋れるでしょ!」。「は、はぁ~??」。いやいや、僕が話せるタガログ語なんて、この数日の滞在で覚えた、ソクソクとか、チュパチュパとか、パロパロとか、ここでは言えないような夜の言葉だけですけど・・・(汗)。

アコ(私)とか、イカウ(あなた)とか、覚えたてのタガログ語で話しかけてみる僕。そして、ようやく僕の怯えきった子羊のような目線と、たどたどしいタガログ語に職員オバチャンも信じてくれたようだ。でも、まだ、微妙に疑いの視線を投げかけている。

と、今度は、「あなた、フィリピン人の奥さんいるでしょ!!」と思いがけぬ一言。いや、確かに、ここ数日でフィリピーナ娘とソクソク(意味は秘密)はしましたが、決して彼女とか奥さんはいませんよ・・・絶対。いや、その前に僕は今回、初めてのフィリピンなんですけど。お、奥さんって・・・(汗)。

そして、ようやく、僕の潔白を信じてくれた職員オバチャンは、結局パスポートを返してくれたが「間違えました」といった謝罪の言葉も一切なし。ちょっとむかつく!でも、ちょっと安心↓だが、いったい、真実は・・・。僕と、同姓同名の日本人がいて、フィリピンで何か悪さでもしでかしたのか。あるいは、僕のパスポートのコピーが出回っていてフィリピンで悪用されたのか。

妄想は再び膨らむ一方で、説明もない何とも腑に落ちない結果に首をかしげるばかりだったが、ま、真実は、神のみぞ知る。しょせん、アジアの国で深くを考えてはいけません、うむ。ただ、、もう、二度とフィリピンには行きません。そう誓った(?)後味の悪い旅となった・・・。

 

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