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レディーボーイショック!?

投稿日:2010年11月8日 更新日:

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来たる11月19日(金)、パタヤの有名オカマショーティファニー(Tiffany)にて、ニューハーフの国際美人コンテストミス・インターナショナル・クイーン2010が開催される。昨年は日本人でタレントのはるな愛が優勝した大会だ。最近では、街中のあちこちで宣伝看板を見かけるが、当日はもちろんタイのテレビでも全国放映される、パタヤが世界に誇る国際大会!?である。ちなみに、この手のイベントは、どうもコネくさい審査基準(スポンサー)とか上流階級たちの金持ちの道楽みたいな雰囲気も垣間見えて、僕個人的にはあまり好きじゃないし、はっきり言えば全く興味はないのだが、ま、これは単なる話のフリである・・。(なんのこっちゃい)

オカマ、ニューハーフ、ゲイ、そしてタチにネコ?その意味、区分や見分け方なんてものは、ノンケの僕には、深すぎてよく分からないが、タイではガトゥーイ(オカマ・ニューハーフ)、レディーボーイゲイなんて言葉がごく日常的にありふれている。最近、日本のテレビでぷち席巻しているオネェな男たち、やれマツコ・デラックスとかミッツ・マングローブなど新宿二丁目ブーム?とばかりに、その土派手なキャラが受けている様子だが、パタヤの街中を歩けば、もっと濃い濃いなヤツラを容易に目撃することが出来る。そして、パタヤに限らずバンコク市内でも街角のレストランでも、コンビニのスタッフや銀行員ですら、そして、田舎に行っても、、タイの至る所でガトゥーイやゲイを普通に見かける。(ほぼ違和感なく)

それは市民権を得ているというだけでなく、ある意味、文化(伝統)のようなレベルである。うーむ、歴史をひも解くと、タイではいつから同性愛者の人口が増え始めたのだろうか。世界戦争時代でバンコク・パタヤが発心地?よく分からないが、とにかくタイでは小学~中学生の段階ですでにカミングアウトしている少年たちも多く、周りの友達・家族からも比較的ごく自然に受け入れられる環境がある(らしい)。これぞ南国タイの寛容な土壌、性質なのだ・・と言ってしまえばそれまでだが、世界的に見れば、これはとてつもなく先進的なこと(社会)のようにも思える。タイではイジメが少ないとか、イジメという価値観すらあまり存在しないとも言えそうだが、(タイ人は醜い行為をよしとしない)根っこの部分は同じようなものなのかもしれない・・。(多分)

とか何とか、妄想が膨らんでしまったが、実際、街中で彼らを見かけることはあっても、彼らの日常生活とか生々しい生態を垣間見ることは出来ない。(しごく稀なことだ・・)だが、僕は今、それをまざまざと体感させられている。パタヤの日常景色とも言えそうだがそれは数週間前から、うちの部屋の隣りに引っ越してきたファラン親父(欧米人)である。「ファック!ファーーック!!」と朝から晩まで、四六時中、響き渡る怒号。(くそうるせぃ)「ギシッ!ギシッ!ギシッ!!」ふとすれば、地鳴りのように振動してくるベットのきしむ音。全くケンカに性交にお盛んなオッサンだな・・いったいどんなバカップルなんだ?などと不快感を募らせていたある日、外出の際に、ようやく出くわして見た彼らの正体とは・・・

190cmほどのデッカイ髭面オッサンと170cmほどの濃い濃いレディーボーイだった。(汗)OH!マイ仏陀。確かに住居内(アパート)で見かけるレディーボーイは数多くいたが、こんなに強烈キャラがセットで、しかも、お隣さんになるなんて初めてのことだ。そして、僕は思わず想像してしまった。部屋ではもちろんノーメイクだよなぁ。朝起きたら髭とか生えてたり、口くせぃとか、ゴリ顔だ・・なんてことにもなるよなぁ。甘い会話?いやいや、そこにあるのは、まさに男同士のぶつかり稽古のみ。過激で生々しいグロテスクな日常。

「ファック!ファーーック!!ギシッ!ギシッ!!ファーーック!!ギシッ!ギシッ!」。この不協和音が鳴り止むのはいつの日か。僕が引っ越すのか、or、彼らの格闘劇が先に終焉を迎えるのか・・。野生の王国パタヤは喜劇の楽園だ。クレイジーシティー?アメージングパラダイス?そして、僕はそれらを見て、ただ一人ほくそ笑むだけである。

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