数日前のミスタイランド2008を意識しているのか?昨晩、「ミス・ティファニー・ユニバース2008」がテレビで放映されていた。会場はもちろんパタヤのオカマ(ニューハーフ)ショーで有名な「ティファニー」。まったく関心がないので、これまでちゃんと見たことなかったが、昨晩は、ちょうどテレビをつけたときに、始まったので見てしまった・・。開始時刻(生放送だったら)は、PM11:00。チャンネルはパタヤの地方局か・・なんて思っていたら天下の「7ch」。何ぃ?これ全国放送だったのか・・。でも、よく見れば、テロップで流れるえらそうなスポンサーの数々。そんなに伝統と歴史のあるイベントだったのか・・ミスティファニー。さてさて、、何はともあれスタート。
先ずは、全国各地から集まった総勢50名のオンナ自慢なオトコたちの入場!!一般応募とか、タイ中の有名オカマ(ニューハーフ)店だとか、コネとか何とかで(多分)選りすぐられてこの晩、集結したタイが世界に誇るミスターなミス精鋭たち。ステージ前に陣取った地元の有力地主だとか、スポンサーとかが審査委員。で、、あっという間に30名に・・絞られる。早っ)それにしても、、皆、、整形しまくりぃいいいい!!ではないか。ということは、有る程度の金とスタイル、そしてベースがあれば、整形しまくれば、優勝できるんでないの?? と疑問が沸く。
と、、奥さんいわく。これは「美しいオカマ」を選ぶ大会ではなく、「いかにオンナか」を選ぶ大会・・なんだそう。ふむふむ、、ということは、彼女ら(彼ら)によくありがちな、、オカマウォークとか極端なオカマな仕草はタブー!というわけである。「いかに自然な状態でオンナっぽいか・・」。というわけだから、「私は生まれたときから間違いなくオンナなんですぅ・・」というようなオトコがミスティファニーの称号を手にすることが出来るのである。うーむ、、どんな世界もよく知れば奥が深いもんですな。。
とか、なんとか思いながら見ていたら、何の前触れもなく30名→10名に。ま、ここまでは、とにかく見た目のみの選考。でも、中には、「これオンナっぽいねぇ・・」というコもいる。で、、10名に絞られたところで、この日、初めて彼女ら(彼ら)が発する声を聞くことになる。。審査員からの質問に答えるインタビューコーナーである。
ウケてしまったのは、、Q「タイでは18歳以上の男性に徴兵制度があるがどうしますか?」という質問。A「私は生まれたときから心も体も女性なのでそういうコは対象外にするべきですぅ・・」。とハキハキした表情で答える彼女は、、会場から喝采を浴びていたが、、多分彼女は今や(ある意味本当に)「心も体もオンナ」なのであろう。でも、やはりオトコっぽい低音でしゃべるコが多い。。
そンな中でも「むむっ!!このコはまさに女の声だねぇ。声帯まで手術してるのか・・」などと妙に感心する子もいる。さすがユニバース大会。でも、僕が見た中で一番「この子はどこからどう見てもオンナっぽいなぁ。」と優勝予想してた子が、10名→3名に絞られるときに外れてしまった。ま、、インタビューの受け答えなんかも審査基準になっているんだろうが、うーむ。。なんて思っていたら、奥さん、、「優勝は間違いなくこのコ!」なんて自信満々に言っている。
理由は、彼女のインタビュー内容の受け答え。「私は小さい頃からオンナです。両親もずっとそれを許してくれて暖かく支えてくれています」というコメントだったらしい・・。で、彼女の苗字が何でもタイの上流階級を意味する名前の一つであるという。「ほうほう・・」。となると、、上流階級で生まれたニューハーフな彼、そして、それを暖かく迎え入れてくれる親。心配な整形費用、ホルモン代金などの諸経費も安心!絶大な資金力(バックアップ)で最新鋭の手術が受けれることは必至!!となると、、彼はまさにタイ・オカマ(ニューハーフ)界のホープ!といっても過言ではない。
で、、イベント前の審査員控え室。「どもども、お久しぶりです●●さん、今日はウチのコをよろしくお願いします」。なんて、タイ人っぽい表の顔(ゴキゲンなあいさつ)と裏の顔(ニヤリとアンダーマネー)を繰り返す応援熱心な両親の行動も想像できる。。うーーむ。でも、、ちょっとオトコっぽい感じもするし、、どうかねぇ・・。なんて見ていたら、本当に優勝してしまった。やっぱり金か・・。
と、、涙ぐむ彼女。ちょっぴり感動的なフィナーレを見て、、「んっ!?でも、オンナっぽいかも。。」と思ってしまった。で、目の下を涙ととろけた化粧でキラキラさせる彼女(彼)を見て、、「んっ!?でも、ちょっと可愛いかも。。」と思ってしまった。ほろ苦)というわけで、ま、結局、、彼女はいろんな面から考えても、「ミスティファニー2008」にふさわしかったのかも・・と思ってしまった。