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パタヤ八周連合―それでも懲りないオトコ

投稿日:2004年1月19日 更新日:

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20XX年、春。パタヤに、ある日本人が上陸した。彼の名は、ナカダ(仮名=40歳前半)。長期滞在者の間では、通称「生のナカダ氏」と呼ばれている。通り名からもお分かりのように、彼の生きがいは、アジア諸国で生娘と楽しむこと。そして、もちろん「生で、中出ししかやりません」という恐ろしいものである。

その数、過去数千人単位。さすがに周りの人間からはエイズ疑惑も飛び交ってはいるが、彼はあらゆる医学書籍からエイズに関する知識を身につけているため、彼のエイズ論と、その対処法を聞いていると、快楽のためだけにゴムを使用しない!という彼の言い分が正しく感じたりもするから不思議なものである。本人いわく、「自分の感染確率は数%」ということらしい。ホンマかいな。

さてさて、過去20数年に渡り、アジアを放浪してきたと自負するナカダ氏だが、そう言うとおり、中国、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、そしてタイと、、彼が、足を運んだ国、土地は一般の人が行かない辺境地までにも上る。そして、言わずもがなアジアの国々には、いまだ貧しくて盗難、強盗、殺人は当たり前という土地があるのも確かである。そのため、彼はいかなるときの危険をも回避する為、コンドームは持参しないが、本物仕様の警棒は常備という用心深さを兼ね備えている。たいした男である。

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ある年、彼は、中国の某国境地帯に、足を伸ばした。彼の大好物である置屋村があるということだったが、そこは、中国全土からのエイズ患者隔離施設が隣設しているという恐ろしい場所でもあった。。彼は、臆することもなく集落へと入っていった。そこで彼が見たものは―。「いやぁ~、あそこはすごかったよ。何か変なブツブツや、斑点がある女ばっかりでねぇ」。「で、どうしたんですか?」。「若くて可愛い子いっぱいいたから、毎日3発、一週間ほど通い詰めたよ」。「で、怪しい子とも××(チョメチョメ)したんですか?」。「もちろん!(自信満々)」

「もしかして、それも生?」。「もちろん!(自信満々)。君ねぇ、生でも大丈夫だよ。やった後にすぐシャワー行くだろ。で、一緒にチョチョッと息子を洗って、おしっこしとけばOK、問題なし」。「…汗」。おいおい本当かよと言いたくなるが、実際、彼は、これまでに性病経験はなし。風邪など引くこともほとんどなく、仮に引いたとしても、「薬を飲むと体が抗体を作らなくなるからイカン!」というぐらい屈強な体の持ち主でもあるのである。

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また、ある年、彼はミャンマーに飛んだ。まだタイはおろか、アジア旅行そのものが今ほど人気のない時代である。彼はどこぞの書籍だか、雑誌で入手した「ミャンマーには生娘がわんさかいる」という情報を元にミャンマー探索を開始した。アジアはもちろんのこと、世界各国、どんな国においても裏の商売はあるものだ。彼は、すぐに幾らかの置屋街を発見したが、彼の探求は、一般の旅行者と違い、それだけに留まらなかった。彼は、現地人から聞きだした、●×という地域の女が可愛いという情報を手に▲×地方に飛んだ。そこで彼が見たものは―。

「いやぁ~、置屋はおろか、普通のスーパーすらもない、何もない田舎でねぇ」。「へぇ~、で、どうしたんですか?」。「辺り一面、田んぼに囲まれた農村だろ。でも、情報は確かで、可愛い15、6歳の子がいっぱいいるわけだよ。フッフッフッ…(不敵な笑み)」。「えっ、ナカダ氏、そ、その笑顔は、まさか…汗」。「そうそう、その辺で、畑仕事している可愛い子がいてねぇ。横にいたお母さんらしき人物に交渉したらOK。チップは、もちろんタイよりは安いけど、その農村にしたらすごい稼ぎだよ」。「なんて、非情なことを…」。

「で、ホテルもないような田舎街で、どこでやったんですか?まさか彼女の家?」。「その辺の草むらだよ」。「…(汗)」。悪魔のような男である。でも、彼は、どんなときでも「俺が置屋に通うことによって、貧乏な国の民が潤っている。」といったような偽善的な発言や、同情は微塵も見せない。。そこにあるのは、ただ、ただ、需要と供給のシステムのみなのである。

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そんな冷酷非道で、置屋大好物のナカダ氏が、パタヤにやってきた。アジアを放浪する彼にとって、タイは食事もおいしく、治安もいい、物価もそれほど高くないと、いわば骨休めのような場所である。中でもパタヤを拠点地的な存在にしているようだ。

もちろんパタヤにも現地タイ人の御用たし、ちょっと事情通の旅行者が通うような置屋街は、数箇所、存在する。その中でも長期滞在者に有名なのが、通称「エッソ裏(or エッソ村)」と呼ばれる置屋街である。その歴史は古いらしいが、ある長期滞在者の長A氏が、ガソリンスタンド、エッソの裏手にあることからこの名を命名したらしい。

ナカダ氏のパタヤでの周遊コースは、バービア巡りが主流だが、ちょっと気が向けば、このエッソ裏にも足を運ぶ。しかし、彼の行動パターンと行動哲学は、誰をも寄せ付けない領域に達している。彼のエッソ裏参りを、お供したことがあるが、これまたすさまじいものであった。

エッソ裏には大小20数軒近くの置屋が軒を連ねている。辺りを一周するのにおよそ5~10分といったところか。普通の人なら界隈を一周、それでも二周ぐらいが限度だろう。だが、ナカダ氏は違った。

一周目→そこかしこの店の子たちが、おいでおいでよと声をかけてくる。
二周目→「あの人たち、また来たわよ」などと言われながら、再び声をかけられる。
三周目→「あの人たち、まだ回っているわよ」と軽く嘲けられながら、まだ声をかけられる。
四周目→数人にしか、声をかけられなくなる。
五周目→呆れた目で、見られ、しかとされる。
六周目→完全にしかとされる。
七周目→度を越えているので、逆に、再び声をかけられるようになる。
八周目→再び、おいでおいでよと、声をかけられるようになる。

ナカダ氏いわく、一周やそこらじゃ、トイレに行っていたかもしれない。あるいは、ちょうどショートタイムに行っていたかもしれない子に会えないかもしれない。「じっくり、八周回るぐらいがちょうどいいんだよ。」とのこと。これが、彼の置屋哲学である。「ハッハッハッ…八周連合とでも言おうか」。彼は高らかに笑った。(冷汗)

また、ナカダ氏は、海の男(※コラム―海で働く男たち 参照)でもある。ただ、彼の場合、その辺の海の男たちとは一線を凌駕する。彼が愛用するのは、ショートタイムなら100バーツでOKという海沿いのおんぼろゲストハウス。いわゆるヤリ部屋である。

彼は、深夜遅くなると、時折、海の探索に出かける。ある晩、彼は海で可愛いピチピチの稚魚に出会った。ただ、海の女らしく、何でもOKという性格の子だった。ナカダ氏は気分転換に面白いことを考えた。彼は彼女を連れると、コンビニに立ち寄り、新聞とペットボトルの水を購入した。

これが普通の人なら、このままホテルに戻って、というのが一般的考えである。しかし、彼が向かったのはパタヤ郊外地だった。ナカダ氏は、ひと気のない所まで彼女を連れて行くと、おもむろに先ほど購入した新聞紙を広げた。「ま、まさか」。そのまさかである。さすがに何でもありの海の女も苦笑だったらしいが、きちんとヤルことはやったというから、たいしたものである。もちろん、ペットボトル水は行為後に息子を洗うための水だったそうな。やれやれ。

中国、ベトナム、ラオス、ミャンマー、そして、タイ。アジアのどんな僻地も恐れない、そう、彼の目的は、あらゆる人種の、あらゆる穴。名器を探し当てることである。彼はどんな危険をもものともしない。「そう、そこには穴があるから」。登山家の乗りである。

「あっちのほうに女の匂いがする」。「あの女は病気の匂いがする」。彼は性に関する、どんな匂いをも嗅ぎ沸ける驚くべき嗅覚を持つ。そして、彼の信念は「生の中出し」、「エイズすらも恐れない」と徹底したもの。彼は後に自分が病気で死ぬのを案ずるよりも、その時の快楽を楽しむというタイプの人間なのだ。

ギャンブラー的人生を歩み続けるナカダ氏。彼を待ち受けるのは、性(生)か!死か?彼の探求はまだまだ続く…とのことである。

 

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