着る、食べる、住むと、、衣食住全てにおいて安い国タイ。それが、タイに多くの人が定住している理由なんだろうし、実際、僕もそうである。とある日の出来事。暑い国であるからして、うちの冷蔵庫はいつもギンギンに冷やしているのだが、ふと気づくと、冷凍庫が固まった水滴の氷で埋め尽くされ、もう利用できないぐらいにキンキンのヤバイ状態になってしまっていた・・・(汗)。
常備されている解凍のスイッチを押してもダメなほどの氷の量。しょうがないから、その辺にあったドライバーやら、ナイフやらを使って、強引に氷を除去した(原始的?タイ人っぽい?)。で、後日。ふと気づくと、過剰な刺激を与えてしまったためだろう。冷蔵庫の冷却装置がイカれてしまったのだった(汗)。実は、部屋とついでに借りている冷蔵庫なので、早速、大家に修理の相談をしてみる。
で、修理屋が来て、持って行ってくれたのだが驚くなかれ。な、なんと修理代2.600バーツ。「た、高けぇ!高すぎる!なぜ?」。
例えば、ジーンズ購入後の裾あげにと、近所の市場を訪れれば、50バーツほどで済むし、バイクがパンクしてバイク屋に持っていけば、20~50バーツ程度で修理してくれる。だから冷蔵庫の修理代も、いっても500バーツぐらいだろうとタカをくくっていたので、まじ焦った。どうしても納得いかない。というより、そんな大金払いたくない。
「っていうか、ちょっと待ってよ。冷蔵庫なんて買っても5.000~6.000バーツがいいところ。それが、修理に2.600バーツなんてあり得ない話でしょう!」。と大家を諭した僕だったが、いやいや、実際、タイの電化製品事情を忘れてしまっていた僕が浅はかだったのだ。
タイの電化製品は非常に安い。テレビ、冷蔵庫、洗濯機なんて4.000~5.000バーツもあれば十分買える。DVDデッキやコンポだって2.000バーツも出せば十分なのだ・・・。だが、目を落としてはいけないのが、だいたいの保証期限が1年であること。実際、1年以内に壊れて修理に出したりすることもよくあることだが、今の電化製品で1年持たないなんておかしな話である。
だが、保証期限1年ぐらいの商品なんて代物は、過剰に使用したりすると案外すぐ壊れてしまう。それで、壊れたら修理に出すかと言えば、結局、新品買ったほうがいいぐらいの価格。(携帯なんてのも内部の核が壊れたら、修理代結構高い・・)
そうなったら、皆、買い替えちゃうよね、絶対。そういえば、この前買い替えたDVDデッキも、ちょうど1年たったぐらいに壊れて、修理出すぐらいだったら新しいの買い替えちゃえと、新品を購入したばかりだった。うまく出来てますな、タイの電化製品(中国製もあるかな?)。いや、でもそこまで考えるだけの技術があるとも思えないので、まあ、そういうもんなんでしょう。日本だったら、一度買ったら、何でも5年ぐらいは持つのにねぇ。
ま、結局、ごねて大家に修理代の半分を持ってもらったわけだが。皆さんも、タイの電化製品は安いけどすぐ機嫌を損ねますので、優しく使用してあげましょう。