タイ パタヤ 移住生活14年間の放浪記

自粛と禁止の深~い意味

投稿日:2005年3月10日 更新日:

タイでよく耳にするのが、自粛と禁止の話である。バービア、GOGOバーなどの歓楽施設は、午前2時以降の営業を自粛とか。ガソリンスタンドでは、午前1時以降のガソリンの販売を禁止とか。年末年始の期間、爆竹、花火の爆発物は自粛とか。ソンクラーン時に強力ポンプは使用禁止とか・・。

もちろん売買春はご法度!なのに、パタヤの街はいつも変わらない。バーは、深夜2時どころか明け方まで開いている。いや、24時間OPENしている店も多い。ちょっと市内から離れた、ちょっとしたソイにあるカラオケ店では、ガンガンに音響を鳴らし、タイ人客が、朝までカラオケ酔狂を繰り返している。

日本のように、売春を行っている店への取り締まりは、さほど厳しくないし、欧米人と、売春婦は当然のことのように、大手を振って街を闊歩している。年末年始、爆竹、花火の数への自粛の言葉はどこへやら。街は普段よりも派手でクレイジーなお祭り状態だ。

ソンクラーン時に使用禁止のはずのポンプ式・水鉄砲。物売りたちは平然とそれを売り歩き、観光客は皆がみな平気でそれを使い、水掛け遊びに興じている。警察へのワイロで、営業を続ける店。警察へのワイロで、形だけの見せしめ的取締りを受ける店。

自粛と禁止。

どうやらタイでは、自粛=ほとんどマイペンライ(問題ない)。そして、禁止=バレなければマイペンライ(問題ない)なのであろう。

周りのタイ人から、こんな言葉が聞こえてきそうである。「●●することが、自粛になったそうよ」。「ふうん、まあ、問題ないんじゃない!」。「××することって、これから禁止なんだって」。「えっ、ホント!まあ、バレなければいいんじゃない?」。

アバウト国家タイランド。法律も、国民も、警察も首相も皆がみなアバウトである。でも、そんないいかげんで、あやふなところが、とっても魅力的。なんとも愛嬌のあるお国柄である。

 




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