タイ人との国際結婚はさほど難しい作業ではない。お金がなくても、無職でも、もちろん結婚はできる。タイ人彼女には現地での必要書類集めを手伝ってもらったほうがよい。インターネットと国際郵送(EMS)を上手く利用し、渡航回数も最小限に抑える。面倒な作業だけに、効率よく手短かに済ませよう。
【1】先ずは日本で入籍する
【在タイ日本国大使館のサイト】の説明に従って必要書類を揃えていく。
先ずは、日本とタイのどちらで先に婚姻届を出すかを決める。ただ、後にタイでの婚姻作業をスムーズに進めるためには先に日本→後にタイとしたほうが早い。電話かEメールで在タイ日本国大使館に現状を説明し必要書類を確認しておくことをオススメ!※日本の市役所に問い合わせても詳しい回答は返ってこない。
タイで彼女に書類を揃えてもらう
【先に日本→後にタイ】で入籍するための必要書類。
【A】独身証明書(タイ語)×1部
→彼女が独身であるかどうかを証明する書類。彼女の田舎の役場でGET!(即日発行)。取得したら、その書類(タイ語)を現地の翻訳会社かタイ語学校で翻訳してもらう(500~1.000バーツ/部)。※日本語訳はもう少し高いカモ。
【日本語~英語~タイ語】を翻訳してくれる語学学校を一つ見つけておくと便利♪タイ都市部ならどこでもあるので、彼女に探しておいてもらおう。※翻訳者(学校責任者)の実印・サインも必要なので、自分で翻訳したりネットの無料翻訳などは極力避けたい。
【A1】→英語に翻訳する×1部
【A2】→日本語に翻訳する×1部
→パタヤの語学学校 PLC
→パタヤの語学学校 WALEN
→パタヤの語学学校 CTLS
→パタヤの語学学校 Pro Language
【B】住居登録証(タビアンバーン)×1部
→タイではどこの家庭にも住居登録証の謄本(タビアンバーン)が1冊原本(タイ語)であるので、これも翻訳してもらう(500~1.000バーツ/部)。※コピーも取っておこう。
【B1】→英語に翻訳する×1部
【B2】→日本語に翻訳する×1部
【C】申述書×1部
↑(上記A)独身証明書があれば問題ないので特に揃える必要はない。日本の市役所はそれほど細かく要求して来ないはず。(多分)
【D】パスポートのコピー・IDカード他
→彼女のパスポートとIDカード(国民身分証明書)をコピーする。彼女が(まだ)パスポートを持っていない場合は、バンコクにあるタイ外務省領事局かパスポートセンター(パタヤ出張所はアヴェニュー1F)で作らせておこう(1週間ほど)。
※以上の説明はタイ語版もあるので、彼女にもサイトを確認してもらうと作業がはかどる!
【タイ外務省領事局】で揃えた書類を認証してもらう。
【A】独身証明書と【B】住居登録証のタイ語原本と英訳したものが揃ったら、タイ外務省領事局へ持参!翻訳の認証を受けよう(即日発行)。※日本語訳したものは認証の必要なし!
タイ→日本へ書類を発送
この間、あなたが訪タイする必要はない。(タイで)うまく彼女に動いてもらって書類をGETしよう♪書類は全てコピーを取っておくといいかも。コピーには本人のサインと日付を直筆しておくとベスト!
※以上【A】~【D】まで揃えた書類は、まとめてタイ→日本に郵送してもらう。国際郵便(EMS)が早くて安全!
日本であなたが揃えておく書類
【E】戸籍謄本×1部
→本籍地の市役所に届出る場合は不要。
【F】婚姻届×2部
→1部でOKかも。用紙は日本の市区町村役場でもらって記入してもよいが、在タイ日本国大使館にもあるので、タイ語のサイン部分だけ彼女に書いてもらって~日本に郵送~後は、あなたが日本語で記入したほうが手っ取り早いかも。
日本で婚姻終了!
以上、日本に集まった全書類【A】~【F】をまとめて市役所に提出するだけ。ちなみに道場主は全ての書類をタイで揃え→日本に郵送。本籍地の役場にて親に(代理で)手続きをやってもらったのだが、何事もなくすんなり終了。
※郵送などの期間も考えると、ここまでじっくり1ヶ月ぐらいが目安。全書類を日本の市役所に提出した後~およそ1週間ほどで婚姻手続き完了。彼女の名前が日本の戸籍謄本に記載されるようになる。
※彼女の名前入りの戸籍謄本を即GETしたら(↓以下書類と共に)タイへ郵送しよう。国際郵便(EMS)が早くて安全!
【2】続いてタイで入籍する
【先に日本→後にタイ】で入籍するための必要書類。
【A'】証明発給申請書×1部
→サイトから申請書(日本語)をプリントアウトして記入。タイへ郵送!
【B'】戸籍謄本×1部
→彼女の名前入りの戸籍謄本(3ヶ月以内有効)を市役所でGET。タイへ郵送!
【C'】タイ人配偶者の身分証明書×(原本及びコピー1部)
→彼女のIDカード(タイ人は常に携帯している)。
【D'】タイ人配偶者の住居登録証×(原本及びコピー1部)
→彼女の家庭にある住居登録証(タビアンバーン)。
【E'】タイ人配偶者のパスポート(原本及びコピー:身分事項のページ1部)
→ない場合は不要。
【F'】委任状×1部
→あなたも訪タイして発行申請に赴くならば不要。(代理で)彼女に任せる場合は、サイトから委任状(日本語)をプリントアウトして記入。タイへ郵送!
タイで婚姻証明書を発行してもらう
※以上【A'】~【F'】まで揃えた書類を持って在タイ日本国大使館へGO!婚姻証明書(英文)を発行してもらおう。代理で彼女に行ってもらってもOK!手数料は1部360バーツ(翌開館日・発行)。
【窓口受付時間】
申請・交付時間:08:30~12:00/13:30~16:00
月~金(土日、主にタイの祝日は閉館 大使館休館日)
【タイ外務省領事局】で婚姻証明書を認証してもらう。
さてさて、大使館で発行してもらった婚姻証明書は英文なので、これを(今度は)タイ語に翻訳。それから翻訳したものをタイ外務省領事局に持参して認証を受けよう(即日発行)。※代理で彼女に行ってもらってもOK!
(まだまだ)あなたが訪タイする必要はない。あなたは日本で、彼女はタイで、うまく連携を取り合って作業を進めていこう!
※郵送などの期間も考えると(日本での婚姻が終了して)ここまでじっくり3週間が目安。トータルでおよそ2ヶ月♪
【3】 訪タイ!タイで入籍する
さあ、ようやくあなたが出向く出番、いざ訪タイしよう!!認証をもらった婚姻証明書を手に、二人でタイの市役所に「婚姻届け」を提出しに行こう♪タイの市役所ならどこでもOK!ちなみに道場主はパタヤ(ナクルア)の市役所にて提出。およそ1時間ほどで手続き終了。「家族状態登録簿」という婚姻証明書を作成してくれる。
なお、タイ人(奥さん)が日本人配偶者(あなた)の姓を名乗る場合は、彼女が住居登録している市役所で届出。「ミス」→「ミセス」の登録変更も兼ね、IDカードも新しいものに書き換えさせておこう(即日発行)。
あと、彼女の余裕があるときにタイ外務省領事局(パスポートセンター)に出向かせて、パスポートの名前も「ミセス(あなたの名字)」に変更させておくといいかも。
お疲れ様でした♪以上で 【日本⇔タイ両国での婚姻手続き】 終了!!
【4】 彼女を日本に呼び寄せる
それでは、いよいよ彼女を日本へ呼び寄せてみよう。先ずは、在タイ日本大使館にて日本行きのビザをGETさせる。短期滞在ビザで15日以内滞在可能。彼女が初めて日本へ行く場合は必要書類が多くなる。(前回)日本へ短期滞在の渡航経験がある場合は必要書類は少なくて済む。
無職やフリーターでも、あなたが彼女の「招へい人」となり、親や信頼の置ける人に「身元保証人」などの協力を仰げば問題なくビザは取得できる。電話かEメールで在タイ日本国大使館に現状を説明し、必要書類を確認しておくことをオススメ!※参考資料として彼女との写真がたくさんあればベスト!
【5】彼女を日本に住ませる
婚姻手続き終了後、タイ人の彼女が日本に住むには外国人の在留資格が必要となる。先ずは最寄りの入国管理局に問い合わせてみて二人の現状を説明し、在留資格認定証明書の取得方法を確認しよう。
取得にかかる期間は人それぞれ。「日本での就労」、「偽装結婚」などの違法行為も(実際)あるため処理期間も2週間~3ヶ月と幅広い。却下されても、不服申し立ては一切受け付けず!もう一度初めからやり直し、とみじめなことになるので、彼女の日本渡航履歴(短期滞在)が少ない場合は(ある程度)その数を増やしてから・・のほうがいいのかも。
ようやく在留資格認定証明書を取得できたら→タイへ郵送!日本長期滞在ビザ申請に必要な書類を別に揃えて在タイ日本大使館にて申請~取得となる。
大変お疲れ様でした♪晴れて日本での彼女との甘い生活スタート!!