仏教国のタイらしく、(田舎では特に)タイ人が入籍よりも重要視するのがタイ式の挙式である。これは「結婚を仏に報告する」という意味合いを持ち、寺院からお坊さん(僧侶9人)を呼び、早朝から催される。パレードをしたり、生バンドを入れて宴会をしてみたりと、村中をあげて盛大にやる人もいる。
バンコクの富裕層などには徐々に失われつつあるが、田舎地方では(いまだ)「結納金(カーシンソット)」の風習が根強く残っている。一般的タイ人同士の相場は5~10万バーツ程度(田舎だともっと安い場合も)。もちろん男性→女性側の両親へと支払われる。
タイ式結婚式(儀式)の際には、この現金を裸で杯に盛り、来場客に披露する(たくさんあると自慢♪)といった面白い光景も伺うことができる。
また、タイ人が大好きなゴールド(金)の「結婚リング」、「ブレスレット」、「ネックレス」などを一式で新婦に贈ることが(半ば)一般的とされている。※金の純度(重量)があるほど金持ち自慢みたいな。
ご祝儀は一般のタイ人で500~1.000バーツぐらいが相場。田舎だと20~100バーツと格段に落ちるので、結婚当事者はあまり期待しないほうがいいかも。
以上を見積もると?
【タイでの結婚にかかる費用】
●結納金→10万バーツ~
●彼女へのゴールド→1~3万バーツ
●パーティー(飲食)→3万バーツ
●お坊さん(布施・食事)→5千バーツ
●引き出物その他→1万バーツ
※参加者50人ぐらい・・トータルで15~20万バーツもあれば、日本人相場での結婚、そして(ある程度)立派なタイ式挙式が催せるのではないだろうか。