ようやく雨季に入ってきたのか、ちょこちょこ雨に降られる曇りがちな日が多くなってきた。パタヤの街も、まさにローシーズン真っ只中、人気も少なく閑散とした面持ちである・・。さて、話は変わるが、タイのホテルは宿泊する際、人数に関係なく、部屋代のみ支払うというのが通常システム(基本)である。だが、ある程度、高級なホテルともなると、「ジョイナーフィー」が発生する場合がある。これは、いわゆる「ゲストフィー」のことで、宿泊者以外の人を部屋に連れ込むことで徴収される超過料金と言えば分かりやすいが、特に、パタヤでは、タイ人女性を連れ込む観光客が多いことから、ジョイナーフィーがあるかどうかを気にかける人も多い。(決まった女性がいる場合は、チェックインの際に申し出ておくというパターンも・・・)
だいたい500~1.000バーツぐらいを徴収されることになるが、格式高くありたいホテル側としては、連れ込む現地人のIDカードなどを管理し、極力、宿泊客とのトラブルを回避したいというのが、使命なのである。
と、1.000~2.000バーツ程度の中級ホテルならジョイナーフィーなしがほとんどだが、先日、知人が泊まった、とあるホテルは、ジュニアスイートで一泊3.000バーツ程。高級感漂う、幾分グレードの高いホテルである。が、このホテルでは、ジョイナーフィーを取られるどころか、彼がチェックインする際、受付の女性に、こう言われたそうだ。「当ホテルは、タイ人女性を連れ込む際のジョイナーフィーはありません。ただし、朝食券は、宿泊者1名様分となっておりますので、彼女と食事をとる際は、フロントでもう一枚チケットをお買い求めください」。
うーーん、何ともパタヤらしい気の利いた申し出であるが、いざ部屋に入ってみると、シャワールームのバスタブ脇に、コンドーさん×2個が常備されていたそうな。ラブホテルかよ!と突っ込みたくはなるが、いや、観光地パタヤに林立するホテル群の中で生き残るためには、こういった意外なサービスが必要なのかもしれないと思ってしまった。