タイ北部のメーホンソン(パイ)に行ったときの、とある日の出来事。レンタルバイクで街をプラプラしている時、「ロッカーズ」という名のボブマーレーのおしゃれな看板を偶然見つけた。ほんで、行ってみた。
街から一歩離れた場所にひっそりたたずむロックバー。そして、店の大将(ボス)である若者ポーと出会った・・・。彼は27歳でバンコク郊外出身。レゲェのイメージで作られた店は、まだ、オープンして三ヶ月と間もないらしいが、全部、彼自身の手作りという南国気分満点のスペースは、とってもロックでおしゃれ♪のんびり村気分な店の昼下がり、彼は、いそいそ今晩のショーのための準備をのん気にやっていた。何でも「ファイヤーショー」をやるらしい。「それはサヌック・マイ?(楽しい)」僕が聞くと、「ディー!(いいよ)」と彼は答える。
そして、僕らは、昼間っからのんびりハイネケンビール片手に談笑♪と、夜の準備もそこそこに、「今からトモダチの家に遊びに行くけど、一緒に行くかい?」。僕たちを誘ってきた。「マジで!?いいよ」。そんなわけで、ポーの友達の家にも遊びに行ってきた。その友達は、まさに現地人。いや、仙人のよう・・・。彼は、大自然の山のふもとにある掘っ立て小屋に住んで、ほぼ80%程度の自給自足生活をしていた。その辺で出来たマンゴにパイナップルに、その辺の畑らしきスペースで育った米を食ったり・・とか、そんな感じだ。ほんで、いろいろ話して~ご馳走になった・・・。サンクス♪
そんなわけで、ショーが始まる夜10.00頃。再び、ロッカーズに行ってみる。ローシーズンのためか、客もそこそこ・・。そして、ビールでも頼んでしばらくすると、いよいよファイヤーショーが始まった。ダンスをするのは、ポー自身だった。「えっ、ポーが踊るの?」という僕に対し、はにかみ答える彼。「ほう・・・」。そして、ショーが始まってすぐ、僕は、昼間の彼とは全くの別人、まさにプロダンサーの彼を見ることになるのだった・・・。漆黒の闇夜の中、メラメラと燃える松明(たいまつ)に囲まれ、彼は、踊り始める。民族調なアフリカンミュージックのテンポに身体を任せながら、怪しくも、美しく軽やかに舞い続ける。まさに、ファイヤー仮面舞踏会♪
「ディーマイ?(いいかい)」。踊り終えた彼が聞いてくる。「ディーマーク!スジョー!(すごくいい、最高だ)」。僕は、興奮して答える。僕は、ゲイでも何でもないが、単純に彼のダンスを見て、「美しい!そして、格好いい!」と思った。男の肉体美、現地人、野生児、いや人間美といった類の印象を彼に感じた。そして、ふと手にしたパンフを見てみると、そこには、こう書いてあった。
なるほど、どうりで、上手いわけだ。彼は、その後、深夜0.00を迎えるまで、およそ2時間。たっぷり10ステージ近くを、様々な趣向の炎とともに、踊り狂い続けるのであった。それぞれの曲調のリズムに己のテンポを
自由自在にあわせて踊る。それは、とても即興じみていて、尚且つ、その全てが、強く、しなやかであった。そして、その体力はホントに圧巻!!(ま、たまに、こそっと失敗して笑ってごまかしてたけど・・・。)
というわけで、とにかく、いいヤツ(仲間)に巡りあえた。そして、まさに、彼らは、サバイピープル(快適に過ごす人々)であった。そんなわけで、いい時間を過ごせたよ。サンキュー、ポー一族♪
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