タイでは先週末~3連休とのことだったが、10月23日(土)は歴代キングの中でも特に有名なラマ5世のチュラロンコーン大王記念日。そして、昨日10月24日(日)は仏教の日ということで、早朝、近所の寺院(ワット)にお参りに行ってきた。タイ語でオークパンサー(出安居・であんご)と呼ばれる日で、僧侶たちが7月のカオパンサー(入安居・いりあんご)から続いた三ヶ月の修行を終える儀式とのこと。(※暦上では太陰暦11月の満月の日)
→タイカレンダー(祝祭日)
また、雨季の終わりを告げるという意味などもあるらしいが、とにかく、早朝にも関わらず寺院内は付近から集まったタイ人で大盛況!!まさに運動会やピクニックでも行われそうな雰囲気だったが、その数やるや、ゆうに1.000人を超えていた・・・。さすが仏教大国♪寺院敷地内では簡易イスがヘビのように蛇行して並べられ、その道の中央を仏陀(仏像)の山車(だし)と僧侶たちが托鉢に練り歩く・・。そして、人々は家庭から持ち寄ったお供え物を寄進するサイバート(鉢に入れる)が催された。その様相はどうにも朝からお祭り気分!?
それにしても、あまりの人の多さに比例して、その寄進品の量も圧倒的で目を見張るばかり・・。ゆっくりと練り歩く僧侶たちに我や我やと群がり、お供え物を献上していくタイ人たち。そして、僧侶の鉢がいっぱいになると、横にいるスタッフらしきオッサン数名がズタ袋に回収していくというどうにも業務的な一面も垣間見える。集まった食料は僧侶が食し、医薬品・食品(既製品)などは貧しい人に分け与えられたり、最近でいうならば、多雨浸水(ナム・トゥワム)で困っている地方の人々に送られたりするらしい。(何とも優しいシステム♪)
そんな行事(儀式)を、僕は一人の外国人(第三者)として俯瞰(ふかん)で眺めていたのだが、「彼らはいったい何のために、こんなに熱心なんだろうか?」とふと頭をひねってしまった・・。それは、今や業務的なイベントになりつつある日本の正月(初詣)=神頼みにも似た感覚で、嬉々とした熱気の中にひそむ殺伐とした現実のようなものを、群がるタイ人の中に垣間見てしまったからなのかもしれない。(意味不明か・・)
ま、とにかく、現世利益(今世での幸せ)だか来世(or子孫)へのお祈りだか分からないが、純粋にタンブン(よい行いをして徳を積むこと)に熱心な様子のタイ人を垣間見ることができ、
感動(共感)を抱いたのは確かだった。ふむ、そんなわけで、癒しの仏教国家タイランドが今後も清く優しく美しく続いていくことを祈願して、グダグダ日記を締めることにしよう。
(ナーモーターサー・・)