タイ パタヤ 移住生活14年間の放浪記

ロイクラトン2012 inパタヤ

投稿日:2012年11月29日 更新日:

もう年の瀬12月になろうかという時季なのに、いまだ雨季終焉の気配を見せない今年のタイ(パタヤ)。曇りがち時々スコールと曇天模様がダラダラ長引き、どうにも例年にない異常気象を思わせる年末であるが、昨晩は今年11月(旧暦12月)の満月の夜というわけで、パタヤビーチにてロイクラトン(灯篭流し)をやってきた。

敬虔な仏教徒や田舎の農村では早朝から寺参りして~夜に近所の川などで灯篭流し・・という流れになるんだろうが、早起きは苦手なので断念。とはいえ毎週の仏日同様、家に祀っている仏壇の生花を換え線香をあげると、夜8時過ぎには灯篭流しへ。

さて今年はどこで流そうか。「ローイ、ローイカトーン~♪」などと陽気に口ずさみつつ、パタヤビーチロードを北~ぶらっとバイクで流してみるが、昼間から降り続いた雨のせいか、そこそこ渋滞している程度で人出も大混雑という感じではないので、セントラルデパートにバイクを停めてビーチへ出てみることにした。

ビーチ沿いにはイベント時よろしく、相変わらず臨時の屋台が並び、生活雑貨、衣料品、タイ飯と共に手製のクラトン(灯篭)が売られている。基本的にはバナナの木(幹)や葉に生花をあしらって作られるが、最近はデザイン重視でいろいろな素材が使われている様子。

ビーチに出ると多くの人でごった返していたが、さすがに仏教日というわけで禁酒(自粛)の雰囲気というか、どちらかというと、しめやかに水の精霊への感謝の儀が行われているような厳かな空間。とはいえ、パタヤは海で流すのでクラトン(灯篭)もすぐ波に流されて転覆するし、蝋燭の灯りが漂う幻想的な空間というよりは、観光客とタイ人が群れている雑然とした空間。

チェンマイ辺りで有名なコムファイ(コムローイ=熱気球)もそこそこにパタヤの夜空を舞う程度であるが、ま、僕的には毎年年末の南国での締めくくり行事みたいな感じでもある。そんなわけで、暗闇の波間に漂う半ばゴミにも見えてしまう浮遊物(クラトン)を前に、ふと「己の人生もほどほどに流れ流されていけばよかろうもん・・」などと思い呟きながら灯篭流してみた夜であった。(ローイ、ルアイルアイ~)
【タイ写真館】―ロイクラトン(灯篭流し) inパタヤ

※明日11月30日(金)~12月1日(土)の二日間パタヤビーチ(セントラルデパート付近)にて「パタヤ国際花火大会2012」が開催される模様。パタヤ滞在中の人は足を伸ばしてみよう。

 




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