先月は友人知人ら数組がパタヤを訪れたので、夜遊びにゴルフと外出する日が続いたので、すっかりタイ人仕様のガン黒お肌になってしまったアクティブ月間であったが、気づけばもうハイシーズンも終わり、ようやく閑散期のローシーズンへと突入。とは言えデモ騒ぎで今年、観光客が減少しているという情報などパタヤではどこ吹く風、街中ではいつでもどこでもロシア人カップルや家族の姿があり、行く先々でふと何か違和感を感じる先には決まって中国人の団体が我が物顔でヤンヤヤンヤと群れている姿があり、そして夜の繁華街ではお決まりの店に限って日本人たちの姿がある。(最近はバカラ、ハッピー辺りに集中?)ここ数年の相変わらずなパタヤの様相である。
天候はすっかり南国暑季の装い、30℃オーバーかつ脳天直下の日差しにうだるような猛暑日和が連日続き一日中エアコンが欠かせないし、外出時にはサングラスが必須。観光客は熱中症にご用心ってな按配であるが、タイ嫁にとってはソムタムの季節?日本人の僕にとってはフルーツシェイクを欲する季節である。(今はマンゴーが旬!)そして、先月はパタヤミュージック、サマーオブラブ(パタヤ近郊の観光地・OTOP販促の催し)
と毎週末のようにビーチロード沿いに屋台が並び、お祭り状態が続いているパタヤであるが、早や猛暑入りと言えばタイ旧正月、再来週4月13日~16日はソンクラーン(水掛祭り)が全国各地で催される。パタヤではダラダラと一週間程続き、最終18日、19日がハイライト!街中は押し寄せた人々で溢れ、交通渋滞と水浸しの粉まみれ、飲酒乱舞騒ぎと化す。
と、お祭り事やイベント前になると決まって増えるのがパタヤ警察の取り締まりであるが、観光客で溢れる週末は特に多くなるので要注意!タイ人が行き交う夜道のソイでは薬物取締り、そして、日中は外国人目当てのノーヘル、免許不携帯の取り締まりだ。先月パタヤに遊びに来ていた友人は颯爽とレンタルバイク&ノーヘルで疾走していたら、滞在中に2回も捕まってしまったらしい(苦笑)。一度目はセカンドロード沿いで捕まり、ソイ9の警察署へ罰金支払いへ。そして二度目はジョムティエンで捕まったらしいが、その際は諸々で1.200バーツを請求されたものの、即、悪徳ポリスからの申し出により800バーツに負けてもらってその場で罰金という名のワイロを払って終わったとのことだが、この辺は警察の小遣い稼ぎの現実もありありなので、観光客の皆さん気をつけましょう。
バイクを借りる際はパスポート一つでOKなので首を傾げたくなるような話だが、最近では取り締まりも多いので、渡航前にきちんと国際免許を取得して来た方がベスト!?そして、ふと忘れていた頃に再びきな臭い様相を見せ始めているのがデモ騒ぎである・・。長らく続いた反政府デモが一旦休戦状態に入り、何か裏があるのか他に策でもあるのかと思案していたのもつかの間、やはりと言わんばかりに憲法裁判所による2月の選挙無効判決、そして、同じく独立機関である汚職取締委員会によるインラック首相に対するコメ農家への融資制度を巡る不正問題追求、更には昨日、憲法裁判所が国家公安委員会(NSC)事務局長の違法人事に関してインラック首相への弾劾の訴えを受理することを決めた。
ここまで来ればかなり反政府寄りな感も否めないが、現政権崩壊~反政府側主導による暫定政権樹立というシナリオもここに来て一気に加速しそうな勢いだ。さて、そうなると黙っていないのがタクシン派の赤色軍団である。先週、赤色旗をたなびかせた赤服集団が大型バスや車バイクで列をなしパタヤ入りするのを偶然見かけたのだが、現在はスクンビット通り(南付近)の空き地に拠点を構えているようで、今週末にもバンコクで大規模な赤色集会が催されるようだ・・。(最悪)こちらは前アピシット政権時のデモでも承知の通り、いかんせん民主主義という名の正義(屁理屈)を盾に武力行使に打って出た経緯があるだけに先行きが不安なところである。(結局こうなることは予想できたことであるがこの国に平和解決という手段はないのだろうか)
ま、とは言え、暑季を迎えたうだるような南国の天候にデモの士気も幾分落ちるだろうし、4月13日~16日はソンクラーン(水掛祭り)なので、それまでに何か動きがあるのかも。はたまた、この正月休みの浮かれた時期を敢えて狙ってのことなのか。よく分からんが、来月5月5日はプミポン国王戴冠記念日、そして5月9日は農耕祭(春耕節)と農民たちはようやく田植えの時期を迎えるわけで、とにかく今月中にも何かしら大きな動きが起こりそうな気配がプンプン臭う次第である。
さてはてどうなるものやら。サワディーピーマイ~♪とばかりに国民たちのデモ騒ぎに対する嫌悪感も収拾のつかない権力闘争を続ける連中の欲望や執着の気質もけだるい猛暑と水掛け祭りで洗われ流され浄化されてしまえばいいのに・・なんて思うこの頃である。