「アジアのリアル Asian Real」 一覧

海で働く男たち―パタヤ湾の夕暮れ

「今日の海は時化てるねぇ」。「今日の波は荒いねぇ」。「最近は大漁、大安売りだぁ」。パタヤビーチは、タイが誇る一大リゾート恥(ち)! 荒波有するパタヤ湾は、その昔から、男たちの盛り場として栄えている。男 ...

南の国から―北国へと旅立った女

タイ最大の歓楽街を誇る街パタヤ。この街には東北イサーン地方から出稼ぎに来た女性の数が大半を占める。働けなくなった親の面倒を見るため、貧しい家族の生計を養うため、早くに出来てしまった自分の子供の養育費を ...

ソムタム売りの憂鬱―よくあるパタヤの風景

僕の住むアパートの近くに、ひいきにしている、あるソムタムの屋台がある。毎日、昼過ぎになると、どこからやってきているのであろうか。重い屋台を引き、歩いてやって来る、丸々太った、かっぷくのいいオバちゃん。 ...

パタヤカップル―二人の異常な愛情

パタヤのとあるGOGOボーイで働くヌン(仮名/21歳)には、もう5年も付き合っている彼女がいる。彼女の名前は、キック(仮名/20歳)。二人は、田舎であるコンケンで育ち、出会った。ヌンは幼少の頃から身体 ...

こちらパタヤポリス!―アジアの裏窓から

「タイにおいて警察は安月給だが、その地位は尊く敬うべき存在である」。そんな「地球の歩き方的考え」をずっと信じてきた。逆らうなんて持ってのほか、むしろワイ(合掌)でもして、にこやかに挨拶ペコペコした方が ...

貢ぐ男と貢ぐ女、そして貢がれる男たち―パタヤの夜更け

「私は、今、彼氏がいなくて寂しいの」。「私はファラン(白人)が大嫌い」。「日本人は優しいから好き」。もしナイトバーで、日本人のあなたが、こんな言葉を隣りに座る彼女に言われたら。あなたが数分後に取る行動 ...

パクワン男の暴力日記―タイ人オトコとタイ人オンナ

「●●さんとこのご主人って本当に古いタイプの人よね」。「うちの女房には頭が上がらなくてね」。亭主関白にカカア天下、いつ誰が言うようになったのかは知らないないが、日本で男女が恋人同士、あるいは夫婦になっ ...

ファランとアラブとアジア人―世界各国の助べえたち

タイ観光庁の発表によると、毎年タイを訪れる日本人の数は、もっぱら増加の途をたどっていて、年間100万人を超える勢いだという。しかし、パタヤに視点を向けると、なぜかその数も一気に下降線。バンコクから最も ...

モトサイの男たち―ソイと女の魔術師

タイの首都バンコク。多くの交通量と、それに伴う渋滞で、世界に名の知れた都市である。バンコクでの交通手段と言えば、メータータクシー、市内バス、BTS(高架鉄道)、そして、観光者の御用達トゥクトゥク(三輪 ...

IT'S THE SHOW TIME!―イ●ラム系に気をつけろ

政治、経済、ビジネス、あらゆる分野、領域でその力を垣間見せる中華系タイ人。元々は出稼ぎ一派、タイ周辺の貧しい国々の出身であるラオス系タイ人、カンボジア系タイ人。そして、タイ王国に魅せられたタイ陥没組、 ...

アジアと男と置屋村―それでも探し求めるオトコ

その男の名はナカダ(仮名/40歳半ば)。彼はアジアを放浪する自由人である。アジアの生娘たちをマタにかける旅人である。そして、彼の大好物。彼がこよなく愛し、求め続けるものは、アジア各地の置屋村である。彼 ...

パタヤ八周連合―それでも懲りないオトコ

20XX年、春。パタヤに、ある日本人が上陸した。彼の名は、ナカダ(仮名=40歳前半)。長期滞在者の間では、通称「生のナカダ氏」と呼ばれている。通り名からもお分かりのように、彼の生きがいは、アジア諸国で ...

ラストオブタニヤ―アジアンレディの井戸端会議

先日、日本人の知人3名がパタヤを訪れた。そして、彼らがパタヤの歓楽街を歩き、選び抜いた今晩のお相手、それぞれの連れている3人のタイレディたちは、それらが三種三様。まさに「アジアの夜の女たち」的な匂いを ...

タニヤイズム―日本人で稼ぐ女たち VO.2

バンコクが誇る日本人街、ソイタニヤ(タニヤ通り)。ここにあるネーチャンがいた。歳は、自ら20代後半だと言ってはばからないが、どう見ても30代中盤。化粧のりが全く悪いところを見ると、まあ、当然である。彼 ...

プロフェッショナルハンター―日本人で稼ぐ女たち VO.1

「いらさいませぇ~」。「見るだけタダでしゅ」。「中へどじょ~」。微妙にずれた発音。「オニイサン、一時間500バチュだけ、ヤスイね」。右から左から耳に入ってくる呼び込みの声。視界には眩いばかりのネオンと ...

ワサビと呼ばれたオトコ―パタヤ日本人トレー伝説

あれはパタヤに住み始めて半年ぐらいが過ぎた頃だったろうか。その時期は11月。ちょうどタイのロイカトーン(灯篭流し)を迎える日だった。その晩、僕はタイ民族衣装を身にまとった素敵な娘に一目ぼれした。プイ( ...

Fighting With Falung VO.2―ストーカーになったオトコ

これは、あるファラン(欧米人)の哀れな物語である。彼の名前はスティーブ(仮名=36歳)。イギリス人の彼は、母国で歯科医を開業している、いわば上流階級のひとり。金にも幾分の余裕がある。彼は年の半分を仕事 ...

Fighting With Falung VO.1―負けるな日本男児!

僕の名前はダイ(仮名=25歳)。パタヤの夜遊びにはまって早や2年が経つ、言わば旅行者くずれだ。もちろん、夜の女の子が満足する程のお金を、僕は持ち合わせてはいない。それでも、あの手この手を使っては、女の ...

BIG-JOHNの夏―それでもオトコは恋をする

気が優しくて、力持ち。アメリカ人の彼は、身長190㌢強、体重100㌔超とプロレスラーのような体型の持ち主で、誰もが怖がる風貌を備えているが、その風貌とはほど遠く、彼の心の中身はとってもピュアそのもの。 ...

ローズという名の女―The Name Of ROSE

いつものように行きつけの食堂へ行き、お決まりの夕食を食べ、家路につくフラフラとした帰り道、彼女に出会った。ROSE(仮名=27歳)。小柄だが、誰もが振り返るモデルのような8頭身ボディーの上には、均整の ...

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