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地獄か否か!?山崎パン工場バイト潜入記(前編)

投稿日:2021年11月18日 更新日:

派遣会社フルキャストを利用!山崎パン工場バイト編

いよいよバイト生活開始!フルキャストはWEB登録が完了すれば、あとは働きたい仕事(案件)を探して、応募ボタンをポチっと押すだけだった。先ずは試しにキツイ(ヤバイ)と噂の「山崎パン」で数日働いてみることにした。選んだ理由は単純で、地獄と言われるブラックバイトが一体どれほど大変なのかぜひ一度体験してみたい、何なら話のネタにでもなりそうだしという気分だったこと。それに始めようと思い立ったバイト初日(10/31)は日曜日で募集に人が集まらないのか、「時給1,400円+交通費1,000円+手当4,000円=約16,000円(20:00~翌5:00まで8時間労働/休憩1時間)」という高額案件だった。8時間労働で16,000円もらえるのは普通に考えれば有難い話である。それから、就業当日の前日(昼頃)フルキャストのスタッフから電話があり、「就業初日なので事前講習のため1時間前に現地集合」という旨を伝えられた。

※銀行口座が分かるもの(給料振込用)、印鑑、ベルト(長い靴下)、靴を入れるビニール袋などを持参。制服一式(靴)とロッカーのカギは貸出(無料)。

※当日の勤務開始前にフルキャストに出発報告すること(スマホ)。

送迎バスと守衛による入場ルール

最寄りのJR駅から工場まで、送迎バスが毎日数便(朝と夕方)運行しているので、早めの便を利用して、初日は1時間前に現地集合。現地に到着したら、まず工場入口の守衛を訪ねる。

※毎日出勤する際は家でその日の体温を測り37度以下であることが条件、それをスマホで写真に撮って、その日の日付(今日の写真)であることを証拠として、守衛に提示しなければならない。(送迎バスを利用する際は運転手に提示)という入場ルールがある。これは社員でも外来者でも同様のようで、さすがは食品工場だけに部外者の出入りを頑丈に警備している様相である。

工場の見取り図(アルバイトルームの場所)や送迎バスの時間など詳細が書かれたA4の資料を守衛のおじさんから1枚もらい、あれこれ説明を受けてから、ようやく入場。アルバイトルームがある館まで数百メートル歩き、周囲の人の流れに従うように玄関に到着。靴を脱いで持参したビニール袋に収めると、2Fへ上がる。アルバイトルームに入り、受付で「フルキャストから来た〇〇です」と所属の派遣会社と名前を告げる…。

制服一式(靴)、マスク、ロッカーの鍵など貸出(無料)

それからは指導係のスタッフ社員に促されるまま、雇用契約(就業規則)の資料に目を通してサイン(捺印)したり、給料振込先用の銀行口座が分かる資料を提出したりして、一通りの雇用契約業務に勤しむ。その後、ロッカーのカギの借り方からロッカールームの利用の仕方、制服の着用の仕方などを教えてもらいながら、制服に着替える。制服一式と靴はアルバイトルームに貸出棚があるので、そこから自分のサイズを選んで取る~終業後は使用後ボックスで回収される(~洗濯へ)という仕組みだ。(マスクは毎日一枚支給される)

制服の着用の仕方、工場への入場ルール

まずは薄手の頭巾を頭にスッポリかぶり髪全体を中に収めて、その上から更にもう一枚コットン製の頭巾を二重にかぶる。おでこ上部から耳、首まで顔以外の全てを覆うようにできており、頭巾の耳部分にマスクのゴム紐をかけて装着するマジックテープがついているので、長時間マスクをしていても耳は痛くならない。そして、最後に帽子をかぶる。アルバイトの男性はメッシュの青色、女性はピンク色と分けられている。社員は白色。帽子(前中央)に受付でもらう「自分の名札」をつける。制服の上着は(首から肩部分を覆う)頭巾の布をきちんと上着の中に収めて着用すること。ズボンは持参したベルトを通して腰から落ちないように着用すること。

※ロッカーに自分の私物(カバン・衣類・靴・携帯・財布・時計など)全てを収納した後、それより先の工場内部へ出入りする際は一切の私物持込禁止!(就業時に持って行っていいのはロッカーのカギのみ)という厳格なルールがある。ズボンの右脇にそのカギを収納するための小さなポケット(チャック式)が一つだけついている。

なお、休憩時に利用できる食堂や休憩室、喫煙ルームには携帯電話や弁当などの私物を持ち込んでもOKとなっている。制服に着替えて、就業の準備が整ったらアルバイトルームへ行き、全身に「コロコロ」をかけて制服についた汚れを取る。そして、最後に受付にいるスタッフ社員のところへ再び行き、手の指先を見せて爪が短く切ってあるか、制服はきちんと着用できているか(不備はないか)後ろ前と全身を確認してもらい、ようやくその日の就業場所へと向かうことができる。(あれこれと時間がかかるので僕は毎日50分前に工場に到着する送迎バスを利用するようになった…)

タイムシートの書き方(就業報告)

※アルバイトルーム前の机に「就業報告の用紙)」が置いてあるので、服装チェックを終えたこと、その日の体調など諸々の欄にチェック印(〇)をつけて、派遣会社名、氏名、その日の体温、就業時間などを記入する。また、休憩時or勤務終了時にもう1枚「タイムシートと呼ばれる用紙」が置いてあるので、派遣会社名、氏名、勤務時間(20:00~5:00)、休憩時間(1H)を記入する。

※二日目からは、出勤後アルバイトルームの受付で、その日に配属される課を告げられたら、就業10~15分前までに配属された課まで自分で行き、室内に置かれている「その課のタイムシート(就業報告の用紙)」に派遣会社名、氏名、出勤時間、休憩時間を記入すること。だから、毎日、出勤時には計3枚の用紙に記入する必要がある。記入を忘れたら(間違えたら)給料に影響するので要注意!

日曜のせいか、15畳程とさほど広くはないアルバイトルーム内にはせわしなく人が出入りし、若者から中高年まで幅広い世代が行き来している。僕と同じ「20:00~翌5:00」の深夜の時間帯のバイトで、初日の事前講習を一緒に受けたのは僕含めて計8人だった。指導係のおばさん社員に尋ねると、皆がそれぞれ違う現場へと配属されるようだ。説明のちょっとした合間に、隣にいた中年男性に「ここでバイトをやった経験があるか?」と尋ねてみると、「数年前に何度かやったことがある」という返答だったので、僕は就業時間が刻々と迫る中、スキマ時間を見つけるとその男性にいろいろと作業について質問を繰り返した。そして、就業時間の10分前(19:50)にアルバイトルーム前の廊下でソファーに座って待機していると、白帽子の男性社員が現れて僕の名前を呼んだ。奇遇にもさきほど会話した中年男性も同じ現場に2人で配属された。そこは「菓子パン課」だった。

コロコロタイム、アルコール消毒、自動扉

さてさて、白帽子の男性スタッフ社員に連れられ、廊下を少し歩くと、アルバイトルームのすぐ先で再び「コロコロタイム」。全身をくまなくコロコロして汚れを取り除き、終わった後は使用した分の一枚を自分で剥がしてゴミ箱に捨てる。更にそのすぐ先にある自動扉には、ちょうど両手を前に突き出したぐらいの高さの所にセンサー付きの洗浄口が設置されており、そこに両手の平を上に向けて突っ込むと「アルコール消毒液」が出てきて、同時に「自動扉」がシャーッと開く仕組みになっている。

はたまたその先にある工場内部に入る前にも、逐一コロコロタイムと手洗い場所(洗剤)、アルコール洗浄液センサーつきの自動扉が設置されている。トイレの中から外に出る時、食堂に入る時もそう。工場内の廊下や出入口など至る所にアルコール洗浄液が設置されており、逐一手を突っ込まないと扉は開かないシステムだ。携帯やタバコなどの私物はロッカーの中だから、行き来する際は必ず一日に何度もそこを通ることになるので、いちいち面倒くさいことこの上ない。そして、数日もすると過剰な頻度のアルコール消毒のせいか、僕の手の甲はかぶれるように肌質がカサカサになってしまった…。

初日は菓子パン課(バターロール担当)

あちこちスタッフに連れ回され、あれこれ説明を受けて、バタバタとせわしない時間が進み、あっという間に初日の就業時間(20:00)を迎えた。連れて行かれたのは「菓子パン課」のバターロールとミニパンの製造ラインだった。初心者でも(いや誰でも)できる仕事なのか。僕とさきほど会話した中高年の男性の2人で、どちらかのマシンを担当することになった。白帽のスタッフ社員に「どちらか機敏な方がバターロールでお願いします」と尋ねられ、どちらも数秒間の無言の返答の後、僕が幾分ぽっちゃりめで中肉中背の彼の顔色を窺うと、下を向いて顔をそむけた様子だったので、僕は「経験者やなかったんかい!?」と彼に無言のツッコミを入れつつ、スタッフに対して「僕の方が機敏そうですかね?」と答えて、バターロールを進んで担当することになった。

包装チェック(空気漏れと賞味期限表示)

工場内には一列に(だが複雑に)繋がった大きなパン製造用の機械が計2台横たわっている。その製造ラインの一番下流にあるのが、僕が担当した最終工程の「包装チェック」だ。商品ができあがり、手前の工程で「番重(ばんじゅう)」と呼ばれる業務用ケースに商品が数個セットで収められて、目の前のベルトコンベアを流れてくるので、その番重を軽く手前の方に抱え上げるように持ち上げて(ベルトコンベアの流れから外して)商品を直に手で触ってチェックする。バターロールの場合は4個入りの商品が9セット、あるいは6個入りの商品が6セットみたいな感じで流れてくるので、逐一その番重を一つ一つ抱え上げて、全ての商品を一つ一つ手で押さえつけるように触って包装ビニールに空気漏れがないか、そして目視で賞味期限がきちんと印刷表示されているか(ズレはないか)、などをチェックして元の流れ(ライン)に戻すだけの作業である。その後、すぐ隣(次の工程)で番重が自動的に計25段ずつ積み上げられ出荷場へと流れていく。

包装の密封箇所に不具合がある場合(きちんと閉じられていない)、中身の商品がきれいに焼きあがっているか、異物は付着していないかなど、最終工程(包装チェック)についての細かい注意書きが機械の脇に貼られているが、数時間も経験してみると、それほどの不良品(袋の空気漏れ以外)はほとんど出てこないことが分かった。

けだるい孤独な無限ループ作業……

初めての仕事で、僕に作業内容を説明しながら教えてくれたスタッフ社員は、人当たり(受け答え)のいい感じの人だった。かぶっている帽子と服装で社員かアルバイトかはすぐに分かるのだが、みんな同じような完全装備の白い制服に、目元以外は全て覆われたマスク着用という様相なので、帽子の前(中央部分)につけられた名札で名前を確認し、目元の雰囲気や会話(対応)などで何となくその人を認識するしない。作業の説明は早口で1分もせずに終わるほど簡単なものだったが、僕の細かい質問にも彼は優しく丁寧に教えてくれた。とはいえ、そもそも大した説明など要らなかった。作業は小学生の低学年でもできるような仕事内容だったからだ。

それからすぐに延々ダラダラと続く孤独な無限ループ作業の時間が訪れた。その佇まいと作業内容からして何だか強制労働収容所にでも入れられた気分だ。でも、誰とも会話することなく、ただ淡々と目の前の単純作業に没頭するだけなので、頭を空っぽにしてボケェーとしてみたり、今後のタイ渡航やら商売(ビジネス)についてあれこれ妄想にふけったり、とりとめのないことを考えてみたりと、空想好きの僕には合っている仕事のような気もする。

工場内は常にゴォーゴォーとパン製造マシンが稼働する音でうるさいので、他人と会話する時は大声で話しかけるか、さらにマスク越しなので近くまで顔を近づけないとよく聞こえない。そもそも誰かと話す機会などほとんどない。それは作業の節々のタイミングで白棒のスタッフ社員が近づいてきて、何かしらのちょっとした指示を伝える時だけである。だから、なんだか工場の一番隅っこで一人ぼっちにされているような、その孤独な作業スペースが却って僕的には嬉しいプライベート空間のようで(案外)快適にモクモク独りで作業に励むことができた。

不良品の嵐は突然やってくる!?

そして(当然のことだが)不良品は突然やってくる。作業に入る前、「どれぐらいの頻度で不良品が出てくるのか?100個につき何個くらいか?1時間に何個くらいか?」とスタッフ社員に足早に質問をぶつけてみたが、「その割合はまちまちで、多い時もあるし少ない時もある…」との返答だった。だから、作業を始めて数十分ほどが過ぎた頃、それは単純作業にすっかり慣れてしまい飽きてきた頃に突然やってきた。けだるいながらも一応、全ての商品を直に両手で触り、番重の中にきれいに収まるように軽く押しつけながら、空気漏れがないかをチェックする。その幾分パンパンに空気が注入されたパッケージから手に伝わってくる反発がなく、押しつけた手の勢いそのままにビニールから空気が漏れて、パッケージはプシューと音を立ててつぶれる。体感としては、触った商品からの跳ね返りがないので、そのまま手で包装ごと商品を押しつぶしてしまうような感じになる。

不良品が出ると、すぐに脇に置いてある番重の中から代わりの商品を取って補充しなければならない。これがたまーにポツリポツリ出るぐらいなら難なく処理できるのだが、不良品が出る際はやはり機械に不具合が起こっているせいなのか、いきなり何個か固まって不良品が出だすと、けだるい作業に突然カツを入れられ、ふとアタフタしてしまう事態になる。これをテキパキ捌いて、すぐにチェック&補充して番重を元のラインに戻さないと、およそ10秒後には次の商品が流れてくるのだ。手前に抱え上げて流れ(ライン)から外している番重の次、そして、更にその次が来る前までに、最大2つまでチェックに要する時間に猶予がある。2台だから計20秒。この間に諸々の確認作業を終わらせて元のラインに戻さないと、番重が2台3台とベルトコンベア上で詰まって行き場を失い、不具合を起こし、そのうち商品が正常に収納されない空の番重が同時に流れてきてと、もう手がつけられないお祭り騒ぎになってしまう。

すると、僕担当の機械から大きなブザー音が鳴り響き、スタッフ社員が慌ててかけつける、という始末になるのである。僕は初日に計3度ほどテンパってラインを止めてしまった。とはいえ2回目からは、「ヤバイ(ヘルプ)」と思うとすぐに機械脇についている呼出ボタンを自ら押して「スイマセーン!!」と大声で叫びながら、スタッフを呼んで助けてもらったのだった…(汗)。

食事休憩、トイレ休憩、食堂、喫煙室、休憩室

幾つかの商品をこなし、およそ3時間ほどが過ぎた頃、スタッフ社員が現れて「食事休憩」が僕に告げられた。時間は45分間で、もう1回15分のトイレ休憩をもらい、計1時間の休憩となるようだ。休憩時は当然その間も製造ラインは稼働し続けているので、スタッフ社員が僕の代わりに入って作業を続ける。そして、また食事後に同じ場所に戻ってきて、その社員と代わるという流れだ。工場内の出入りや移動にあれこれ時間がかかるので、早足でロッカールームまで戻ると、カギを開けてカバンから携帯とタバコ、そして持参した弁当(オニギリ)を取り出し、食堂へ向かう。

食堂は24時間やっていて、無料のパンが棚に置かれている。お茶も無料で飲める。日替わり定食が2種類あり、社員やバイトのほとんど皆が定食を食べているようだ。料金は1食200円と安く給料から引かれるシステムらしい。支給した給料から少しでも搾取(回収)するシステム!?いや、200円とはいえ月(30日)で換算すれば約6,000円。この工場一つとっても社員バイト含めて1,500人が働いているというから、単純計算しても6,000円×1,500人=毎月9,000,000円も回収(コスト削減)できるという費用効果がある。(まあ、食材費がかかるので利益は微々たるものだろうが…)見れば食堂で働いているのはどう見ても社員だから(バイトはともかく)社員は無料でもよかろうに…。さすがは世界の山崎パン。僕は(給料を回収されてなるまいと)持参した弁当(オニギリ)と無料のパン、お茶で腹を満たした。

食事を終えると、ようやく喫煙タイム。食堂のすぐ近くに喫煙ルームが一部屋あり、廊下にはドリンクの自販機もある。中に入ると各自灰皿を取って、ソーシャルディスタンスが取られた所定のスペースで喫煙するというシステム。部屋の隅っこに腰を下ろし、一服、いや二服、そして三服。身体に溜まった疲れや痛みが節々に染み渡る。気分は学生時代のバイトに戻ったような感覚だった…。廊下を挟んで、隣に教室一部屋分くらいの大きさの休憩室があり、病院の待合室みたいに椅子と大型テレビが設置されている。室内には自販機や雑誌類も置いてあり、数畳ほどの仮眠部屋(畳スペース)に上がり込んで、寝転がりながら携帯をいじっている人もちらほらいる。あっという間に、休憩時間も終わり、トイレを済ませると、早めにロッカーに戻り、再び全ての私物を閉まって、作業場所へ戻る。

※休憩時、終業時と逐一タイムシートに時間を記入する。

山崎パンは地獄のバイトか否か!?

初日を一日終えた後の感想は、「まあ、地獄のバイトと言っても、この程度のもんか…」という感じだった。同じ作業の繰り返しなので確かに退屈ではある。しかも、負荷がかかる体の箇所(首、肩、ふくらはぎ)にピンポイントで疲労が蓄積され、それが長時間続くので結構つらい。立ちっぱなしもつらい。でも、作業中はジタバタ動くわけにもいかないので、そのジリリとした痛みに耐えようと、いや如何にストレスなく作業をこなせるようにと、すぐに自分の型(スタイル)ができるようになる。それは結局シンプルで無駄な動きがなくなるということで、最終的にはやはりスタッフ社員のやり方が一番お手本になるということだ。自我流を貫くと必ずいつか破綻する。それを痛切に実感したのは、数日後、他の課に配属されてからのことだが…。

前かがみで作業し続けるので、まず首と肩にくる。そして、立ちっぱなしのためふくらはぎが痛くなる。とはいえ、普段から運動しているおかげか、軽い筋肉痛と疲労感くらいで済んだ。仕事内容のせいか(僕的には)大学時代にバイトしていた時のようなパシリ感覚、そして高校時代のサッカー部の練習後や試合後の一日中走り回った後のぐったりした疲労感をふと思い出すだけで、「ああ、1日に3試合とか練習試合した日の帰りって、こんな感じだったよなぁ…」などと懐かしい思い出にふけり、(脳内思考は年老いた今のまま)タイムスリップでもしてあの頃の若い自分に戻ったような気分だった。

とまあ、こんな感じで、一日(9時間)の流れは、バターロール関連の商品10種類ほどの包装チェックをこなす作業が、就業開始から約3時間、それから食事休憩(45分)を挟んで、また約3時間の1セット。(トイレ休憩15分)前後半の3時間×2セットで計6時間が包装チェック作業で、残りの2時間は商品製造も終了して、掃除ほか、新しい番重に紙を敷く作業、パンの中敷き(プラスティックケース)を段ボールから出して棚に補充&機械に補充する係、ゴミ捨てなど軽作業に勤しむ。仕事中は全く会話する時間のなかった、隣のレーンにいるぽっちゃり中年男性が担当するミニパンのラインはまだ延々と稼働中で、どうやらまだ終わる雰囲気ではない様子。小倉あん、クリーム、チョコなどミニパンが5個入っているタイプの商品で、結局この製造ラインは、僕(と中年男性)がバイトを終える5時を迎えても止まる気配を見せなかった。

その後は当然、社員が代わりにこの単純作業を担当することになるようで、彼らにとっては毎日恒例の残業(オーバータイム)ということになるのだろう。そして、いつもと変わりなく、その日の発注量を淡々とこなすための残業が数時間続き、朝8~9時頃にもなると、翌日の日勤組の社員(バイト)たちが続々と出勤してくるのだ。そう、工場内で人気商品の製造ラインは日夜24時間365日、休みなくフル稼働し続けているのである。それは今現在も尚。山崎パンを食べるあなたのために…。さすがは世界の山崎パン。

山崎パン工場のバイトは地獄か否か!?

僕の答えは(とりあえず初日の段階の感想では)否である。こんな小学生でもできるような簡単な作業を8時間やっただけで計16,000円ももらえるのはやはり割が良いと思う。時給に換算したら1時間2,000円も稼げるのである。流れてきたパンを触るだけで…。今時これだけの高額時給は中々ないだろう。でも、それだけの手当を出さないと、人が集まらない(足りていない)という現状であるのも確かなのである。毎日の激務(残業)で社員たちは疲弊しきっている様子。アルバイトが十分に足りていればその分、社員たちの負担は減る。だが、アルバイトが不足していても、発注量には変わりはないので、社員たちはその場合いつも以上の作業量を負担しなければならない。いずれにせよもらえる給料は同じだ。現場の社員的にはバイトが必要。一方、会社の経営者(雇用主)側からすると、商品は最大限受注して工場は24時間365日毎日休まずフル稼働、できる限り人件費(コスト)を抑えて、効率よく製造するというのが暗黙の掟(ルール)だろう。

だからなのか、人が必要(でも中々集まらない)週頭は高額の手当で募集をかけて、勝手に人が集まる週末になると時給が安くなり、手当も全くつかなくなり、さらには交通費もなくなる。毎日、その日(曜日)、その時期によって細かく時給(1,000~1,400円)、交通費(1,000円)、手当(1,000~5,000円)の有無がコロコロと変わる。山崎パンは労働(雇用)市場を巧みにコントロールするように、求職者のニーズに応えながら、現場の社員に激務(残業)を奨励し、飴と鞭を与えながら、ギリギリのラインでコストを抑えてやりくりしている。(多分)そして24時間工場フル稼働(最大限の生産量)で毎日あなたの元へとパンを届けている。さすがは世界の山崎パン。工場内の厳重な警備から衛生面、製造ラインまで、全てが細分化され無駄がなく完璧で徹底的に効率化されている。さすがは世界の山崎パン。

というわけで、総合すると、僕的には心地よい疲労感と安堵の初日、そして、いい稼ぎ口を見つけたような嬉しいバイト初日とあいなった。

「地獄か否か!?山崎パン工場バイト潜入記(後編)」へ続く

●「マジかよ」「こんなに過酷とは」パン工場でバイトした実体験漫画

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