サイト内のモトサイレンタルバイクでも書いているが、パタヤには街の至る所で、バイクが走りまくっている。そんなの、バンコクでもプーケットでも、チェンマイでも同じだろうと思うが、、いやいや。いろいろタイを回ってみても、パタヤほどバイク王国・・な街は少ないと思う。現地タイ人が一般的に使用するのは別として、やはりパタヤは欧米人の街。手軽に借りれて、市内を軽快に移動できるレンタルバイクは、今やツースリト、リピーターたちの常識となりつつあるし、、長期滞在者の中では、ハーレーなど大型バイクのツーリング倶楽部だとか、何台も所有しているようなバイク好きも、少なくないようだ。
街の至る所にいるモトサイは、、もはやパタヤの顔。そんなバイク王国・・なタイ、パタヤの街であるから、、もちろん面白い光景にも、ごく頻繁にお目にかかることになる。先日、、バイクでソイボッカウを走っていると、、前方から、耳をつんざくような大音響のダンスミュージックが響いてきた。。
「んっ？どこの店だ？」時刻は、、夕方も6時を回ったぐらい。「こんな早くから、うるさいバービアがあるなぁ・・」なんて、音の方に目をやると、、どうも違う。と、よくよく、耳をすますと、それは、僕の前方を走るモトサイからであった。もちろん彼も走行中なので、、バイクを近くに走らせてみる。
と、、彼のバイク（スクータータイプ）には、スピーカーが取り付けられているではないか。そこまで、音楽好きかよ？？などと思いながらも、、もっと観察してみる。（ほぼ並走）どうやら、わざわざ、メーター下の荷物かける付近・・にミニオーディオかなんかを設置。自分専用にカスタムナイズしているらしい・・汗）。
それにしても、、音がすこぶるよい。ステレオなのは間違いない。そして、このバイク一台で、バービアを開店できるんではないか・・というほどの大音響。音楽好きな僕の好奇心をくすぐる。更に観察してみる。「アンプ、、デカっ！！」。無理やりに取り付けた感のある巨大アンプ。そして、周りに配備された、計4台のスピーカー。。それもかなり大型。どうりで、この音。。かなり金かかってそう。
それしても、あんた。。バイク一台に、やりすぎ・・。っていうか、雨季はどうすんのよ？と、、そんなカスタムバイクを運転する、モトサイ運転手と目が合う。思わず僕は、左手で「Good！！
」を意思表示。おっさん、微笑む。すると、おっさん。調子に乗って、お気に入りのおもちゃをガチャガチャといじりだす。今度はタイ民謡の曲にチェンジ、、更に、スピーカーのボリュームを上げる。「おいおい、、音、デカ過ぎだよ！！」。それは、まさに、宣伝カーも音負けするほどの勢い。
が、、ふと、周りを見渡してみると。通りを歩く人々は、そんな大音響に目を向けるものの、それはいたって普通のことのよう。返ってくるのは、微笑みや、流れてくるミュージックに体を揺らす陽気な笑顔ばかり。。
「うーーむ・・・・、ア、、アジアだ・・・」。結局、僕の頭の中では、、この一言で片がついてしまった。
総距離500メートルほど。走る音楽屋・名物モトサイとのソイボッカウ小紀行。ちょっぴりコアなアジアを体験したひとときでした。
「パタヤ～、パタヤ～♪」
