友人であるアメリカ人のJは、パタヤのバービアハンターである。「Where r you?」昨晩、とあるバービアに、彼から呼び出された。元アメフト選手の彼は、すこぶる体がデカイ。身長190cm、体重100kg超。まさにプロレスラー並みの大巨漢。行きつけの店では、すでにタイウイスキーをボトルでオーダー。コーラと氷のミキサーをわきに、ガブガブと酒を浴び続けている。
彼は、この日が滞在最終日、、ラストナイト。聞くと、連日、女の子を変えては、甘いひとときを過ごしたようだ。そして、彼がバービアハンターと言われる所以は・・(勝手に命名)、その辺の助べえおっさんとは一線を画す、彼なりの夜遊び哲学、、いや、パタヤ哲学を持ちあわせているからである。それは、まさしく白黒はっきりしたことを好む、シビアなアメリカ人らしい考えのものである。
■ハンターの所以 (その1)
いかなる時でもショートタイムでこなす。そして、いかなる場合でもチップは500バーツのみ。パタヤも年々物価が上昇し、夜遊び代もインフレ気味・・。昔はペイバー(オフ代)200バーツが、いまや300バーツのところが多い。もちろん女の子へのチップの相場も上がっているはずなのに、、彼は、今も尚、500バーツ以上は、ビタ一文払わないという徹底ぶり。。絶句・・・
■ハンターの所以 (その2)
常に、フレッシュかつ、その日一番のお相手を探し求めているため、彼の中に妥協という言葉はない。だから、、気に入った子がいても、まだ時間が浅ければ、、更なる高みを彼は求める。だから、、そういう場合は、「後で迎えに来るから・・」なんて、その場をスマートに対処し、女の子からは、とりあえず、電話番号をGET。彼が言うところの「インシュランス(保険)」というやつだが、、汗)そのおかげか、彼がターゲットを逃す晩は、一夜ともあり得ないわけである。
はっきり言って、アメリカ助べえオヤジ、、やりたい放題かよ。と思ってしまう。。でも、妙に感心もしてしまう。だって、見た目は、プロレスラー並みの大巨漢。はっきり言って、もし僕がバーの女の子の立場だったら、、間違いなく、見た目のみで敬遠してしまう。だって、、とにかくデッカイ男ですから・・。なのに、彼は狙ったターゲットをほとんどものにするし、、彼の携帯には、毎晩、いろんな女の子からのお誘いコールが入る。トラブルもない、女の子から文句を言われることも、嫌われることも・・ほとんどない。
そう、、彼はモテモテなのである。なぜ??それは、、彼がとびっきりに優しい男であるからである。すこぶるデカクて、とにかくエロで、その上ケチで、オヤジなアメリカン。でも、、彼は女の子に対して、ひじょーーに、ジェントルマンなのである。このギャップがすごいが、これが彼の武器、、いや、自然とにじみ出る性格なのである。彼が言うには、、パタヤの夜の女の子たちは、ほとんどの子が、ホテルの部屋に着くなり、すぐシャワーを浴び、、とっとと行為に至ろうとするらしい・・。彼女たちにとっては、当然仕事であり、しかもショートタイム。それは当然の行為である。
でも、、そんな時、彼は優しく女の子を諌める。「チャーーチャーー、チャーーチャーー」。まあ、焦らないで。ゆっくりしなさいよ・・というわけである。彼は、いつでも誰にでも愛想がよく、しかも優しいジェントルマンだ。(エロいけど・・)そして、彼の周りには、いつも笑顔が飛び交っている。これが、夜の女性だけでなく、タイ人そのものが、彼を好きになる要素だと思う。だから、、彼は、バービアハンターではなく、バービアファイターと名前を変えたほうがいいかもしれない。。(うむ)
そして、マンゾクな2週間のパタヤ滞在を満喫した彼は、アメリカへと帰っていった。彼の次なるファイト予定は?それは、彼からの最後のメッセージ。。「Come again Soon!!」ということになるらしい。