僕はタイに住んで長いので、タイに感染された考えなのかもしれないが、最近、「タイ人はもしかして新化した民族なのではないか・・?」と思う。日本はアジアきっての先進国だ。携帯、インターネット、コンビニ、ディスカウントショップ、ショッピングモール。何をするにせよ便利で困ることは、ほとんどない・・それが現在の日本の姿。(ただ、それには有る程度の金が必要だが・・。)が、、果たしてそれが国として真の意味で発展(新化)している・・といえるのかとも思う。世間では考えられないニュースばかり・・。それは人々にフラストレーションが溜まっているから起こることだ。
逆に、タイ人なんかをみてると、毎日、気分次第で暮らしている・・といった感じ。マイサバイだったらすぐ会社を休むし、休める。会社の上司が嫌い、友達がいない・・となったらすぐ辞めたりもする。経営者でもコロコロと平気で商売替えしてみたり。で、のほほんとしている。だから、タイ人はあまりフラストレーションを貯めない民族だと言える。タイでは欲とか怨念に駆られた奇妙な三面記事は目にするが、、無秩序に無関係の人に向けたおぞましい猟奇ニュースはあまり見かけない。もちろん自殺者も少ない。。日本とは、フラストレーションの意味合いが違うのである。
だから、結局、タイ人はストレスの全くない民族なんだと思う。。だから、世界の人々はタイの人々によって癒される。再びストレスを発散しに、タイを訪れる。そして物価の安い居心地のいい空間を楽しむ。ふむふむ・・・。では、土台である国はどーなのよ? ・・というとこれも大らか。タイの近代歴史を見ると、クーデターが何度も起こっている。それは、絶対政権を認めないタイ国民の行動だ。国が住みにくい環境になると、国民は一斉に立ち上がる。
前タクシン政権の時もそうだった。僕は、アパートの住人とか、洗濯屋のおばちゃんとか、いつも、のほほん・・と暮らしている人に反対運動に出かけようと誘われた。「えーーキッキアット(めんどくさい)」と言っても、彼女は結構本気だった。あの当時流行った「LONG LIVE KING」の黄色いシリコンバンドも、、「タクシン政権反対」→「国王の鶴の一声を!」を望む人々の意味が隠されていた。そして、国王からの容認を受けた軍がクーデターを起こしたといういきさつ。タイはアジア唯一どこの国からも支配されたことのない、戦う勇敢な民族なのである。
では、法律は?となると、、これはかなり、あやふや。でも、本来、法律なんて人間が作ったものなので、あやふやなのは当然だし。日本の法律とか制度はきめ細やかで、きっちりしてるけど、、実際あやふやだし。うーーむ。。もちろんタイも近年、経済成長しアジア先進国の仲間入りを果たしている。バンコク辺りにいっても高層ビルやホテル、デパート。携帯インターネットも普及し、、タイが便利と快適な国になってきていることは間違いない。でも、、その分、何でも値段はあがる。そうなると、人々は暮らしにくくなる。でも、そんなとき、またタイ人は動き出すのだと思う。
ま、、結局、何がいいたいのかというと、、国があっての人ではなく、人があっての国ということ。(国も実際、人が動かしているわけだし・・)そうなると、タイ人は「いつも自分に素直に快適に生きる民族・・」なのだから間違いなく進歩した考えの民族だと思う・・。うーん。よく分からんが、、そんな感じ。