今月、毎晩のように続くユーロ2008。昨晩は、グループB、ドイツvsポーランドを観戦した。(もちテレビで・・)Numberかどっかのスポーツコラムで読んだが、、ドイツ代表にはポドルスキーとクローゼという二人の点取り屋がいる。どちらも、現在、バイエルン・ミュンヘンの選手だが、もともとは、ポーランドからの移民ということらしい。もちろん、現在は、二人ともドイツ国籍で、ドイツ代表。が、敵国として対するポーランドにとっては、、ちょっとした嫉妬みたいな部分もあるわけである。
例えていうならば、それは、日本vs韓国の因縁対決で、、日本代表のフォワードに在日韓国系の移民で、日本国籍を取得した選手(エース級)がいるようなものだ。というわけで、試合開始から、、ものすごい攻防。パワーと高さと勢いの大味なサッカー、、剛vs剛のぶつかり合い。そんな感じ。。
と、前半20分。その移民組の二人、、クローゼ→ポドルスキーのコンビでドイツ先制!後半25分過ぎにも、、再び、ポドルスキーの豪快ミドルS!皮肉にもポーランド移民の二人の活躍で、ドイツ2-0とポ-ランドを下し、幸先よいスタート。試合内容は、かなりのパワーフットボールで、迫力満点だった。
うーーむ。それにしても、現在、アジア3次予選を、危うげに勝ち進んでいる日本だが、本選では、こんな世界の強国たちを相手にしなきゃいかんわけである。岡田さんは、「世界を驚かせるサッカーを・・」なんて言っているが、毎晩繰り広げられるユーロのハイレベルな試合を見てると、、僕には、そんなのマスコミ向けの絵空事にしか聞こえない。それほど、世界のサッカーはどんどん進歩してるし、日本はかなり遅れをとっていると思う。。頼む、、オシム復帰。。
ま、、そんな話はいいとして、タイでサッカー中継を見ていると、解説とアナウンサーの言葉が妙に面白い。というか、非常にシンプルなコメントや感想ばかり。昨日のドイツ戦だと、、アナウンサーは、終始、展開の早いサッカーを見て「レオマーク!レオマーク!(早い、早い!)」を連呼するばかり。いや、、それは見れば分かるよ・・。
そして、サッカー中継を見ていて、よく使われる言葉が、「スジョー」と「スィアオ」である。「スジョー!」とは、上手い!とか、すごい!とか、そういう意味。だからスーパープレーなどが出たりすると、、「スジョー!スジョー!」とアナウンサーも視聴者気分で絶叫するわけである。で、「スィアオ」とは、夜のベッドトークで、「気持ちいい・・」と言った意味で使われることが多いが、、面白いことにサッカー中継でも頻繁に耳にする。これは、、点を取られそうな時などの危ない場面とか、ヒヤヒヤする場面。。
昨晩で言えば、、圧倒的に試合を支配するドイツが怒とうの攻撃でポーランドゴールに攻め寄せる。。で、惜しくもポスト!みたいな場面で、ポーランド寄りのアナウンサー実況、、「オーホー、、スィアオ・マーク」。「オォ!ヒヤヒヤしましたねぇ・・・」みたいな感じ。タイ語での中継は、緊迫した試合でもほのぼの・・。なんか気が抜けた感じの実況で、面白い。