ソンクラーンも終わり、平穏な日々が続いているパタヤであるが、それにしても暑い。その他の熱帯地方でも、異常気象の言葉をよく耳にするが、もちろんタイも暑い。去年も、こんなに暑かったっけなぁ・・などと思案にふけったりもするが、とにもかくにも暑い。というわけで、また、ヤツラの活動時期がやって来たようだ。(最近)どうもヤツラの姿を頻繁に見かけるようになってきたなぁ・・なんて思っていたら、いつの間にやら、すごい数、すごい勢いで、食料調達に励んでいる。
↑前日の食器を、そのまま放置していたら、翌日の朝には、このアリさま。あ、アリえねぇーー数。ホントにどんだけ貪欲なんだヨ!と飽きれかえる一方、そんな僕の気も知らないで、せっせと大行列をなし、仕事にいそしむ働きアリたちの姿をふと眺めていると、そんな腹立たしい光景も、いつの間にやら好奇心に変わってしまうから、人間の感情なんていうものは、何とも不思議なもんである。苦笑)そんなわけで、思わずヤツラの仕事っぷりを観察してみたのだが、いやはや感心の一言。働きアリは、先ず、食料を見つけた先頭のヤツが特殊フェロモンを出し、後続隊がそれに従うという手段を取るため見事な行列をなすと言われるが、よくよく見ると、それだけではないらしい。
というのも、行列に目を向けると、現場から巣に戻ってくるヤツと、今から現場に向かうヤツ、この2匹がぶつかる地点では、必ず、お互いが頭を突きあわせ、なにやらゴソゴソと情報交換を繰り返しているのである。あいさつなのか、それとも、確認作業なのか。とにかく、そんな情報交換の行為後、それぞれは、また元の行進に戻ったり、あるいは、逆の方向へと進路を変更したりしている。そうなると、それは間違いなく会話だ。
触覚は、まさにアンテナで、テレパシーのような感じでヤツラは会話しているのかもしれない。うーーん、、すごい。
地球に生きる種として考えると、昆虫は、人間よりも圧倒的に多種多様であり、その総体数もはるかに多い。繁殖のため、あるいは、敵から身を守るため、自ら遺伝子を組み換えたり、短期間のうちに新化したりもする。人間が発明した物には、昆虫からヒントを得た物も多い。昆虫は、すごいのである。そして、アリは太古の昔から生き残ってきた、昆虫の中でも、最もすごいヤツラである。もちろん、その繁殖能力、組織力などというものは、人間の想像のはるか上をいっている。多分)
アリの巣コロリ?殺虫スプレー?いや、人間がアリに対抗すること自体が、本当はアリえないことなのかもしれない。そんな結論に達してしまったので、今後、うちでは食べ放題!持ってけ泥棒!(ま、どっちにしろ、やられることに違いはないのだが・・汗)