先週末の11月30日(金)~12月1日(土)に「パタヤ国際花火大会2012」が開催された。僕はこれまで見に行ったことがなかったが、今年でもう4年目を迎えるイベントらしく、去年は日本も参加したというので、どんなものか?と今年はぷらっと見に行ってきた・・。さて初日の午後8時過ぎ、セントラルデパートにバイクを停めていざビーチへ!行こうとするも、、ビーチ沿いには鉄柵がなされ何だか物々しい雰囲気。会場周辺のビーチロードは歩行者天国になっていて周りには屋台も見当たらないし酒類を売る店も出ていない。と、何だか良く分からぬまま臨時の入口で荷物チェックを受け~腕にスタンプを押されてエリア内に入ると、更に鉄柵が並び、なんと浜辺には入れないのであった・・(唖然)。
ビーチチェアに腰かけてのんびりビールでも飲みながら花火を見るつもりだった僕はあっという間に意気消沈↓。浜辺には関係者らしき人々とその家族たち?が優雅にビーチチェアを独占しているが、我々大多数の一般見学者たちはビーチを目前に鉄柵から中に入れないという何とも理不尽な様相・・(最悪)。で、どうにか人ごみをかき分けて鑑賞ポジションを探すも、こんな時に椰子の木々が邪魔でよく見えないし、湿った空気と人の熱気でムンムン暑いしで、まったく花火気分なんか出てきやしない。
そんな杜撰な雰囲気の中、一発目の花火打ち上げ開始!セントラルデパート前付近の沖合いに浮桟橋が設置され、浜辺の特設ステージから流れる大音響ミュージックと共に花火が打ち上がる。無邪気なタイ人の群衆は一同カメラやモバイル機器を片手に「スワイ!」と歓喜し、日本人の僕は「何だかな・・」と呟き、どうにも迫力感に欠けるアジア仕様の花火ショーを淡々と眺める。そして、およそ10分ほどで一度目の花火ショーは呆気なく終了。そして次の花火を期待する大衆をよそにイベントはタイ人歌手によるミニコンサートへと移行するのであった・・(ホロ苦)。まあ、それでも数曲ぐらいかと思いきや、中々演奏は鳴り止まないし、鉄柵の前でじっと耐えて待っている大衆のフラストレーションは溜まる一方。
そして、盛り上がりに欠ける人々にようやく同情してくれたのが特設ステージで歌っていたタイ人歌手。開会式に参加していた政府関係者が帰ったのを確認するや、「皆さん、もう政府の人たちも帰ったので浜辺の中に入っちゃいなよ!」的な言葉を大衆に投げかける。そして、一人、二人と、それまでのうっぷんを晴らすように皆が鉄柵を乗り越えビーチに進入していく。ここぞとばかりに僕も駆け抜け、空いていたビーチチェア確保に成功!(しかもなぜか無料・・)そんなわけで、その後はのんびり鑑賞できたのだが、相変わらず10分程の花火ショーが終わるとたっぷり45分間程のミニコンサートというダラダラした流れでイベントは続くのであった・・。
と、どうにも満足できない内容の初日だったが、何だか歯切れが悪いので最終二日目も見に行くことに。初日の反省か、二日目はセキュリティーも甘く、花火が始まる前には見物客を浜辺に入れる主催者側。そして、午後9時過ぎにようやく花火開始!前日は一箇所からだけだったが、この日は計三箇所から花火が打ちあがり、中々壮大な眺め。ほんで最終日らしく30分程の花火ショータイムだったのだが、それにてお終い・・。今年はシンガポール、中国、カナダ、アメリカの4ヶ国が参加したとのことだが、この内容だったら一日だけでも良かったような・・。それで久しぶりに日本の花火を見たかった僕としてはやっぱり日本の花火の方が決め細やかで大胆で派手で鮮やかで趣向も様々だよなぁ・・と改めて感じる夜でもあった。(ま、こんなもんか)
↓というわけで、デジカメで適当に動画も撮ってみたので、お暇な人はご鑑賞あれ。
→【YouTube】―サバイライフ動画
→【タイ写真館】―パタヤ国際花火大会2012