今年2012年の中国正月(春節)は1月23日(太陰暦の新月)だった。前々日ぐらいから近所では爆竹の音が鳴り響いていたが、これは悪霊を追い払う年末の厄払い的な意味合いもあるらしい。当日は、もちろん仏日(ワンプラ)でもあったため、早朝8時に近くの寺院へ行きタンブンをする。※タンブンとは→よい行いをして徳を積むこと、寺院参拝(布施)など
夜は、中華系タイ人が多い地域ナクルア(北パタヤ)へ足を伸ばしてみた。年始ハイシーズン真っ只中のパタヤ市内の喧騒をよそに、ナクルア北部は正月を迎え、ひっそりとした面持ち。と、何かイベントでもやっているだろうと海鮮市場脇にあるナクルア公園へ。ちょっとした屋台が並び、そこそこの賑わいだが、ファラン(欧米人)もちらほら見かける程度。
海際にある広場では、特設ステージが設置され、中華系(ハーフ)の子供コンテストのようなイベントをやっていた。どうにも学芸会のようなノリと雰囲気なので、早々に退散・・。
と、小一時間ほどぷらっとしたわけだが、イベント云々は別として、正月を迎えたナクルアのひっそりとした町並みには、暖灯の柔らかい光と中華ボンボリが並び、どうにもタイ北部に来てしまったような錯覚を味わってしまった。(優しい感覚・・)
ナクルアはパタヤがリゾートとして栄える以前からある漁港の町として知られ、このエリアには中華系タイ人や長期滞在の欧米人(特にドイツ人)、そして、駐在の日本人が多い。町並みは幾分閑静で、まさに現地市民エリアという感じだが、僕がまだ住んだことがない地域でもある。と、ちょうど今の住まいにも飽きを感じていたこともあり、ナクルアには海鮮市場もあるしなぁ、大型の市場もあるしなぁと、新年早々、引越し気分が促進される日となってしまった。(ふむぅ)
→【タイ写真館】―中国正月(春節) ナクルア公園(北パタヤ)