僕の行きつけである「8番ラーメン」は今だ年末の大洪水の被害から回復しきれていないのか、パタヤの全店舗で営業休止が続いている。(バンコクの店舗は徐々に再開しているらしいが・・)と、久々にセントラルフェスティバルパタヤ(ソイ9)で飯でも食おうと、タイ嫁の大好物である「Shabushi(しゃぶしゃぶビュッフェ)」へ行ったのだが、週末のせいか、中々の混み具合。と、並んでまで食うのは嫌いなので、一応整理券をもらいプラプラしていると、5Fの隅の方(ビーチロード側)に何やら新しい店がオープンしていた。
その名も「春(Hajime Robot Restaurant)」。日本食で、しゃぶしゃぶビュッフェスタイルもあり、ロボットがいることで有名な店らしい。バンコクに1号店があり、パタヤ店はオープンしてから4ヶ月ということで試しに入ってみた。店内はかなりのスペースで、ロボットエリア(小上がり)としゃぶしゃぶエリア(テーブル)に分かれている。僕らは、しゃぶしゃぶビュッフェコース(309B)にしたのだが、ロボットエリアは鉄板焼きのコースらしく子連れのタイ人家族で賑わっていた。
それにしても、タイでは回転式の食べ放題!しゃぶ鍋スタイルがタイ人にも欧米人にも大人気で、この手の店がどんどん増えているが、やはり日本食を名乗るからには、もう少しスープやタレにもこだわって欲しいと思うのは僕だけだろうか・・。ちなみに、この店では「トムヤム」か「ミソ」のいずれかのスープを選択。というわけで、迷わず「ミソ」を選んだのだが、出てきたのは、どうにも薄い味噌汁鍋しゃぶしゃぶ的な雰囲気。そして、タレはお決まりのナムチム(タイ風甘辛ダレ)。(以前)パタヤに住み始めた頃に、よく友達とポン酢持参でMK(タイスキ)に行ったものだが、ぜいたくを言えば、やはり日本人なら「ポン酢」と「ゴマダレ」を用意して欲しいところである。
ま、とは言え、肉に野菜に魚介類といろんな食材をミックスしていると、いつの間にやら、いい出汁が出てきて、特に鮭と味噌スープが混じりあい、どうにも石狩鍋風な出来上がり♪ビュッフェは、これまた定番のサーモン握りに巻き寿司のオンパレード。ま、そんなわけでMKやShabushiとあまり大差はなく、良からず悪からず・・といった食後感想である。(★★)
そして、この店の客寄せパンダである兜をかぶった「Hajimeロボット」君は、ウエイターの役目を担っているようだが、どうにも出番は少ないようで、その他設置してある調理ロボットも作動はしておらず、人間のウエイトレスの方が食事を運ぶ機会が多いような気がしないでもない・・。ま、それでも、30分に一度ぐらいの割合で、Hajimeロボット君によるショータイムがあり、軽快なロボットダンスを見せてくれる。(★★)
Shabushi大好物のタイ嫁は、「会員割引で安くなるし、やっぱりシャブシの方がいいわ!」と息巻いていたが、日本人からすれば、どっちも変わりはないような気がする。ま、タイ人は珍しいもの好きなので、ロボット見物がてらオキニのオネーチャンでも誘って行くのには、中々喜ばれる店なのかもしれない。(★★)