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真の仏教国家タイランド♪

投稿日:2010年4月4日 更新日:

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昨晩、ふとアパートの渡り廊下に設置してある温度計に目を向けると、余裕の30℃オーバーだった。どうりで最近しごく暑くなってきたなぁ・・とは実感するわけで、特に、夜でもエアコンをつける寝苦しい日が増えてきた。そういえばソンクラーン(水掛け祭り)も気づけばもう来週だ。じき猛暑に突入か!?とも言えそうなパタヤの天候この頃であるが、気になるバンコクはといえば、まだまだ、こぜり合いが頻発している様子。赤色軍団の長・某タクシンによると、「まだまだ、これからだゾ!!」とデモ継続を宣言し、意気込んでいる様子だが(ウンザリ・・)、ふと気がつくと、バーツレートも最近、急降下↓3.400バーツ(1万円あたり)を切る日が増えてきた。中国、ロシア辺りのツアー客のキャンセルも増えているというニュース記事も見かけるが、いったいどうなることやらタイランド。

ま、でも実際のところは、その影響なのか、パタヤでは、やけにロシア人観光客(長期滞在者)を見かける。カールフール、夜の市場、はたまた、僕の住んでいるアパートまで。それは、何かワイワイとしたざわめきが自ずと視界に入ってくるような、まさに、修学旅行の団体さんのような多さである。とか何とか、観光推進(健全化)に力を入れているパタヤ市からすれば、意外やうれしい悲鳴!?といった感じなのかもしれないが、とにかく、気になるのは、某タクシンが今だバリバリの意欲と、タイ現政府解体へのシナリオをコツコツ練る力を十二分に持っているだろう・・ということである。

つい先日のことだが、朝も早くから奥さんの姉貴がうちを訪れ、僕が寝ているのにもかかわらずガヤガヤうるさく騒いでいたので、後で何事だ?と聞くと、どうやら奥さんをバンコクの集会へと一緒に行くよう誘いに来ていたらしい・・汗)。と、よくよく聞くと、黄色派だったはずのポー(父親)も現在は、赤色応援派とのことらしい。(ヤバイ) ただ、姉貴の子供(ガキ目線)からすれば、大人たちのざわめきには全くもって無関心な様子で、「僕は青色派だ!!」とかなんとか。ありもしない色をカラーギャングのようなノリで名乗った彼であるが、何とも皮肉もこもった気の利いたセリフではある。

それにしても、赤色応援派が身近にいるというのは何か嫌な感じだ・・。まあ、僕には関係ないので、別にどーでもいいことだが、とにかく某タクシンは個人的にキライなのだ。いや、キライだというと、もう大人気ないお年頃なので、某タクシンの考え方(志向スタイル)に賛同できない!と格好よく言ってみることにしよう。確かに、某タクシンがタイに残した業績はすばらしく、特に田舎の人々からの絶大の支持を受けた30バーツ医療制度や国際化への貢献度など、彼の果たした役割は偉大である。

では、なぜ、賛同できないのか?それが、彼が、いつも謳っている文句、「タイ絶対王政」というキーワードだ。更に具体的に言えば、「絶対王制型の官僚主義に支配された現在の体制」という某タクシンの非難の矛先になるのだが、、それを聞くと、何か日本の政治の話のようでもあり、結局、いつも行き着く先は官僚とかアメリカか・・と、どうも、きなくさい影の勢力とか、アンタッチャブルな存在というイメージもあり、「うーむ、いったい真実はいかに??」ということになってくるわけだが、ま、とにもかくにも、某タクシンの言っている「現在のタイは国際社会から取り残されている・・」というインテリ発言なのである。

彼は、最近この国際化という言葉をよく発して、軍団たち(あるいは赤色支持派)を煽っているようで、資産没収の判決に対しては、「私は元々裕福な資産家なのだ」と反発している。この辺の考え方なのだ。本当の資産家で大富豪のような人物は、普通、あまり偉そうではない。それどころか莫大すぎるお金を持つと人間、慈善事業へと身を投じたりするものなのだ。(多分)ま、極論じみた過激な発言になってしまったが・・汗)、とにかく、彼には、どうも独裁欲といったイメージが見え隠れしてしまう。サッカー好きとしては、数年前のプレミアリーグ・マンC買収時もいただけないことだと、僕は、一人息巻いていたが、なぜ亡命中にそんな騒ぎになるようなことを起こすんだと思う。

その後、タクシン系のガマガエ~ル政権発足時には、のうのうとしたスマイルで余裕のタイ帰国。それがきっかけで、空港閉鎖の大混乱~政権交代~そして、現在まで、騒ぎは続いているのだ・・。本当の資産家で大富豪で余裕があるんだったら、とりあえず、他の国(亡命先)でゆっくり豪勢に世界の富豪仲間たち&家族と晩餐会でもして、エンジョイライフすればいいんじゃないのかい?僕は、そう思うし、きっとセレブなデヴィ婦人だったら同じことを言ってくれるだろう。(多分)本当にサッカーが好きだったら、あのまま、マンCのオーナーでいれば良かったのに・・。なぜ、それほど、あぶく銭を持ったのに赤色軍団デモ騒ぎ用のバイト資金へと回してしまうんだろう。その辺が僕が違和感を感じるところなのだ。

そうなると、おそらく、問題点は現政権が、某タクシン個人、いや一族のプライドを多大に傷つけたということになる。だって、そうだろう。なぜ、そこまでして国を変えたいのだろうか?なぜ、そこまでして、タイ王国の国際化にこだわる必要があるのだろうか?彼は、最近、政治家や革命家のような発言がやけに目立つが、それは、大富豪からは全くかけ離れたイメージのようでもある。そして、彼からは、どうも小成金といった雰囲気しか感じ取れないのだ・・謝謝)。そして、それが、きっと独裁欲というものなのだ。いつもどんな世でも出すぎた杭は打たれる運命にある。そして、歴史の中ではそれは些細なことなのだ。特に、仏教を愛する僕からすれば、彼の行動や発言の中に、真の仏教徒の欠片も見ることは出来ない。

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タイ王国はキング(王様)に対する不敬罪ほか、王族に関する取り決め事がある世界でも珍しい国だ。そして、現国王のラマ9世は国民から常に愛され続け、絶大な人気を誇る偉大な人物であり、、タイ王国の象徴でもある。そして、テレビで特別会見が行われる時には、いつもプミポン国王は、「人々が平和に仲良く暮らすことの重要性」や「ぜいたくを求めない質素な生活」など、いわゆるタイ民族として本来あるべき姿、「水と山に囲まれた農耕民族(イサーンスタイル?)」といったような昔ながらの伝統(暮らし向き)を切々と国民に訴えかけておられるのである。

現在、ご長寿で入院を続けられている身なので、キングの声は(最近では)かぼそく聞きとりづらいが、逆にそういう状態でも長々とお話される姿を見て、その内容を奥さんなどに教えてもらうと、「なんて偉大なる王様なのだ・・」と、僕は、思わず感動してしまうことになる。18歳で即位されてから今も尚、国民に愛され続ける国王。それは、街中にあふれる黄色(キング色)の衣服をまとった人たちを見ても容易に伺える。そして、それこそが真の仏教徒の姿であり、仏教の本などを読んでいると出てくる仏陀(悟りを開いた人の意味で実在する人物)の教え(哲学)と同様のものなのである・・・。

2500年も昔、インドで生まれた仏教は、現在、中国~日本、そして、数々のアジアの地域へと、(その内容を細かく変えながらも) その教え(精神哲学)を脈々と残し続けている。そして、そんな中でもタイは上座部仏教で、中国や日本などは大乗仏教と分類されるが、何が違うかというと、マニアな僕がいろいろな仏教関連の本や動画をむさぼった限りでは、、発生時(本来の教え)に近いままの形で教えを説いているのが上座部仏教であり、一方、日本や中国などの大乗仏教は、いわゆる大衆化するようにアレンジされてきたというわけだ。それほど、タイとは、世界に数少ない上座部仏教を脈々と受け継いでいる伝統国家なのである。

とか何とか話が逸れてしまって、いったい何の話だ??と思うかもしれないが、かたじけない。ほんでもって、某タクシンに話を戻すが、その日本や中国などの大乗仏教的な志向。「大衆化のためには形を変える・・」という言葉が、僕には、某タクシンの言う「タイの国際化」とつながってくるような気がして仕方ないのだ。というのも、彼の一族チナワット家は元々、世界中にその名を轟かせる中華系の華僑なのである。そして、ここで、タイの歴史をひも解いていくと、、タイには、元々モン族とクメール人がいたらしい。その後、周辺国同士でこぜり合いを繰り返す中、ようやく現在の国家の原型となるのが18世紀のチャクリー王朝。ここからラマ世を名乗るわけだが、その血筋は小タイ族ということになる。

それでもって、更に深~く追求すると、その小タイ族は、元々、大陸(中国)からやってきた民族で、アンコール王朝(クメール人)を追い出し~現王朝建国へと至ったわけである。とか何とか、妄想を膨らませていくと、結局、民族同士の争いなのか?というような気がして仕方ないが、とにかく、タイの長い歴史を振り返ってみても、絶対王政へのあり方について、非難やデモといった類の事例は何度も起きているわけである。そして、そんな時、タイ王国を支えた国王たちは、仏教という教えで、いつも人々を治めてきたのだ。特に、僕が大好きな映画でもある「王様と私」(リメイクでアンナと王様)。これはラマ4世を描いたものだが、作品にも出てくる通り、彼は、寛容な目線でタイの国際化を実践し、現在のタイ仏教の礎を築いた偉大な人物でもある。

そう、結局、これまでのところ、タイランドは、仏教国家という名の元に平和に成り立ってきたのである。そして、現国王ラマ9世が今あるタイランドを平和に友好的に治めてこられたわけである。その国は、世界各国の人々から愛され、観光客が訪れる伝統と癒しの仏教国である。僕は、特にそうだが、きっと、タイ好きの人は皆仏教の優しい精神があふれるタイ人、タイランドが好きなはずなのだ。(多分)日本は、元来、神々の色づく国、そして、仏教文化も取り入れた国である。しかし、先進国の仲間入りを果たした今日では、その精神性(教え・あり方)は、いわゆる、占星術や盆正月・七五三といったようなイベント上、あるいは、仏陀愛好家(マニア)といったような間でしか見受けることは出来ない。そう、日本人の宗教観というものは、明治維新、あるいは、大戦後のGHQ(マッカーサー以降)といった流れでほぼ崩壊してしまったのである。(残念なことに・・)

核家族化した今現在の日本の家庭でどれだけの人が、普段から神棚や仏壇にお参りしたり、神社(寺)に行ったりするだろうか。でも、日本人でも、昔は、みな普段から学校のような感覚で、神社(寺)に通ったりしていたわけである。アジア、いや、タイには、まだそれがある。美しい仏教の精神が色づく国タイランド。そして、その象徴ともいえる偉大なる現プミポン国王。結局、その辺が答えなのだ(と思う)。上記、某タクシンのことを独裁欲があると言ってしまったが、彼は、大きな歴史の流れのヒトコマとして、一族の中で、革命家という名を残したいのかもしれない。

そして、現在、ご入院中を繰り返しているキング(国王)。考えたくはないが、僕が一番恐れているのは華僑である某タクシンが、10年、20年先を見据えているとしたらである。仏教国としての遺跡問題でも揺れる隣国のカンボジアは、先ほど出てきたクメールだ。となると、民族的に言い換えれば、、華僑(某タクシン)がクメール系(現フンセン首相)と手を組んで小タイ族に対抗しようとしているのでは?と、、調べてみればカンボジアのフンセン首相は、どうやら華人ということらしい。うーーむ、恐るべしは、中華系ネットワークなのである。

何でも某タクシンは、カンボジアの政府顧問に就任した後、講演会も開いているが、カンボジアでのカジノリゾート活性化計画などを語ったらしい。要するに、カンボジア国民に中華系お得意のビジネススクールを開講しますよ・・というわけである。もし、仮に某タクシンが今後、カンボジアに自分の資産を投じ~タイの隣国で地位と名誉を獲得したら、いったい、どうなってしまうんだろうか・・。とにかく、国際化を叫ぶ某タクシンのインテリな発言に赤色応援派の人々は、ある意味、洗脳されている部分もあるように感じる。だが、それではイカンのだ!イケナ~イのだぁ~っ!?と仏教愛好家の僕としては、ただ、バカボンばりに声を荒げていたいのである。(ぼそっとね・・汗)

良きにしろ悪きにしろ、某タクシンが、日本でいうGHQ(マッカーサー)のような存在になって欲しくない。僕は、タイを知ってしまった以上、やはり古きよき仏教国家として伝統あるタイランドが大好きである。度を越えた国際化は、間違いなくストレスを巻き起こす。タイにはそんな国になって欲しくない。バンコクの大渋滞を見れば、これだけ観光客が訪れ~住む国を見れば、もう国際化は十分だろう。自分ご都合主義な中華系志向には、どうも首をもたげてしまう。そして、(先日テレビで見たが)一部の有名な寺院では、現在、高僧と呼ばれる偉い僧侶さんたちが強力な念仏を日々唱え続けているらしい。その威力は天(自然)を味方につけるほどの念術のようなもので、実際、ここ最近タイで降った雨は、彼らによる仕業なのだという。デモ行進する人々の意欲を削がせるため、洗い流すため、雨を降らせているというのだ。何とも、素晴らしい話である。
そう、結局、この国の答えは仏教なのである。いや、そうあって欲しいと思う今日この頃である。(希望的観測

※以上、自称タイランド愛好家(兼、タイ仏教推進派)である私、外国人から感じた一個人的意見であり、特に、政治的、民族批判などの他意は一切ございませんので、その旨ご理解いただきご容赦くださいませ。

 

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