前日はパタヤ~チャンタブリー移動、かつカオ・キッチャクート参拝で一晩中、山歩きしたせいか、心地よい精神的な満足感と共に肉体的な疲労感で心身は休息を求めている。はて、もう一泊してチャンタブリーの市内観光でもするか、それともサメット島?チャン島?いやいやパタヤ帰還?あれこれ思案してみるも気分は定まらず、結局、午後1時にホテルをチェックアウトして、とりあえずチャンタブリーのバスターミナルへ移動してみる。と、トラート行きのミニバンやバス業者が速攻でたかってきたのでチャン島(チャーン島)行きに最終決定―。
■4/4(木) チャンタブリー~トラート(レーム・ンゴブ桟橋)~チャン島へ
持参していた地球の歩き方(年季の入った01-02年版)の古い記載情報によると、、チャン島へ行くには先ずトラート市内(バスターミナル)へ~更にソンテウ等に乗り換え、レーム・ンゴブという港町の桟橋(フェリー乗り場)まで行く流れのようだ。というわけで午後2時チャンタブリー発~トラート行きのバスに乗り込み、ついでにレーム・ンゴブまで送ってもらうことで交渉成立。(1人80バーツ) で、およそ2時間程でトラートに到着~レーム・ンゴブ周辺まで送ってもらったのだが「もうフェリー乗り場はすぐそこだから・・」とバスを降ろされるも全くフェリー乗り場は見当たらず、結局その辺を走っているソンテウに乗り換える羽目になってしまった・・。(最悪)
すったもんだあって、ようやくフェリー乗り場に到着。で、チャン島を行き来する往復チケット(1人140B/片道だと70B)を購入し、いざ夕方5時発のフェリーに乗り込む・・。乗客は欧米人のツアー客が多くミニバンで乗り込んでいる様子。またタイ人観光客もちらほらいて車で来ている人がいたり、在住者なのかバイクで乗り込んでいるファラン(欧米人)もいた。
トラート県に属するチャン島はプーケットに次ぐタイで2番目に大きな島というだけあって、出港する時点ですぐ目前に大きく横に伸びた大陸のような島がどーんと視界に入ってくるが、フェリーはのんびりと直進すること約1時間、日も暮れかかった6時頃、ようやくチャン島の桟橋に到着。待ち構えていたソンテウ(相乗りタクシー)に乗り込むと、とりあえず今日は桟橋からも近距離のメインエリア、チャン島で一番大きなビーチのホワイトサンドビーチ(サイカオ)まで行くことにした。
が、ソンテウに乗り込むと同乗したファラン(欧米人)連中は皆、その先に点在するビーチまで行くと言う。更にチャン島のホテルで働いているというタイ人男がいて彼はフェリー上で捕まえたバンコク女子2人に対し自慢気に現地事情を話し、「自分のホテルに来れば負けてあげるよ♪」なんて上手い言葉で口説こうとしている。と、聞き耳を立てていた僕も「ビーチ目前のホテルで1.000Bのバンガローだけど500BでOK!」なんて彼が話すお得な情報に思わず反応してしまい、「ちょっとそこのお兄さん、僕らもそのバンガローに泊まりたいかも・・」なんて感じで話に便乗し、結局、車中で行き先を変えて通称ロンリービーチなるビーチ界隈へ行くことに決めたのだった。
ソンテウは協定価格が決まっているようで、桟橋から最も近い大型のホワイトサンドビーチ(サイカオ)まで50B、その先に点在するビーチへは100B、最も遠いエリアまでは120Bと結構な相場に初めは観光客価格だよなぁと思ったが、車が走り出すとその理由が分かった。というのもチャン島はやっぱり大きい、しかも島内はさほど開発が進んでいない雰囲気で、島の大部分を占める小高い山々をクネクネ走り抜けて~メインエリアのサイカオまでは桟橋から約5キロ、その先々のビーチへは10キロ、20キロ、、と結構な距離があるようだ。
そして、すっかり日も暮れてしまった夜7時頃、ようやくロンリービーチ周辺エリアに到着。で、タイ人男に連れて行かれたホテルは実際行くとビーチ目前のバンガローなら900バーツという受付での返答。「ん?話が違うじゃねぇか!っていうかほぼ定価だし・・」。と、ここで働いているというタイ人男に顔を向けるとダンマリを決め込む彼。「なんじゃ、そりゃ↓」。そんなわけでやっぱり自分たちで歩いて宿探し。そして、歩いてみると周辺は小ぶりだが小洒落たゲストハウスにレストラン、雰囲気のあるオープンバーからは趣味の良い曲調のロックやレゲエのサウンドが流れ、欧米人が意気揚々と通りを闊歩する中々の賑わいぶり。
目につくゲストハウスは一泊2、300B程度と安かったが、せっかくのチャン島だからとビーチ沿いのバンガローを探索。で、数軒あたってシーフラワーリゾート(SeaFlowerResort)というビーチ目前の小奇麗なバンガロー900B(エアコン/冷蔵庫つき)を何とか800Bに値切ってようやくチェックイン。(ファンのバンガローは500B)連日の移動で疲れたため、この日は軽くタイ飯食って早めに就寝・・・(zzz)さて、明日はチャン島内を散策しようか、それとも更に先にある島々へ渡ろうか―。
→チャン島2日目の日記へ続く
→【タイ写真館】―トラート~チャン島、各ビーチ他