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タイが新観光ビザ~今後の行方は?

投稿日:2015年11月13日 更新日:

thailand201511

本日11月13日からタイでマルチプル・エントリー・ツーリスト・ビザ(METV)なる新しいカテゴリーの観光ビザが発行されるようになるようだ。取得費用は5.000バーツで6ヶ月の有効期間内に何度でもタイへ出入国が可能。ただし1回の滞在期間は最長60日と設定されている。はたしてこの新観光ビザの今後の動向について敏感に反応しているのは長期滞在者たちであろう。すでに昨年からビザラン禁止によりノービザで何度も出入国を繰り返す手段はできなくなった。

というわけで観光ビザ(シングルorダブル)をタイ周辺国のタイ領事館で取得して滞在するというのが常套手段であったが、これに関しても複数回に渡る連続取得ができないようになってきた。なので、今回のマルチビザ誕生については表向きは観光客誘致といったところだが、実際は今後ビザ規制がますます厳しくなるということなのかもしれない。どう考えても、このマルチビザの内容は観光ビザ(ダブル)と大差はないので、長期滞在者にとってはあまり意味がない。どちらかと言うと、タイ周辺国を周遊したい旅行者向きのビザといった感じである。

となると、ダラダラ居座る長期滞在者を締め出すための策であるような気もするし、今後は観光ビザ(ダブル)が申請できなくなる?またマルチビザについても複数回取得規制などが同様に行われるようになる可能性は大である!?

【タイ自由ランド】 外国人のビザ取り締まりを強化
タイ当局は外国人の滞在ビザ取得の厳格化と、国境での取り締まり厳格化を上げており、ツーリストビザから就労ビザへの変更、学校に行かない学生ビザの取得、ロングステイビザで80万バーツに満たないケースなどで取締りを強化するとしている。そのほか、カンチャナブリーやサケオの国境で出入国を繰り返すケースや、国境でのワイロ等も一切禁止するとしている。 これを受け、タイ国内で取得できた就労ビザ(Bビザ)の取得が困難となり、またロングステイビザも80万バーツの預金3カ月を満たしていない場合は取得ができなくなる。 従業員を実際に雇わずに就労ビザを取得しているケースも取り締まりが強化される見込み。

【NewsClip】 不法滞在外国人9.000人逮捕、タイ当局が一斉取り締まり
タイ警察は10月末、「グッドガイズ・イン、バッドガイズ・アウト(いい人は中、悪い人は外)」と銘打った不法滞在の外国人の一斉取り締まりを実施し、9.265人を逮捕したと発表した。逮捕者のうち9.038人は滞在期限を過ぎてもタイ国内に留まっていた。18人は刑法違反、209人はその他の法律違反。国際手配されていた詐欺容疑のロシア人男女、違法賭博容疑の韓国人男も逮捕した。

ここ最近のパタヤを見てみても警察による交通取締り(ノーヘル、免許不携帯、薬物所持、飲酒運転等)は不定期かつ依然に比べると大掛かりなものになっているし、各種滞在ビザや外国人がタイでビジネスをする際の諸々の提出資料、手続き等も審査が厳しくなってきているというのが現状である。さてはて、民政移管も大幅に遅れ、軍政は再来年まで続くとかいう話だし、一体どうなることやらタイランド。

 

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