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最近のパタヤナイトライフ

投稿日:2011年11月26日 更新日:

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久しぶりにスクンビットロードを通ったら、いつの間にキングパワー(免税店)がOPENしていた。2階建ての広々としたスペースだが、交通の便は幾分悪いので、中国・ロシア辺りのツアー客をターゲットに大型バスで連れてくるのだろう。→パタヤのデパート(ショッピングモール) と、先週~知人が遊びに来ていたので、連日夜のパタヤへ繰り出してきたが、先週末から日本人観光客も一気に増えた印象で、ウォーキングストリートも多くの人で賑わっていた。快適な天気も続いているし、もうすでにハイシーズンと言ってもよさそうな雰囲気である。

久々に夜の街に出て気になったことは、先ず、ゴーゴーバーなどのペイバー(連れ出し料)が一律上がったような雰囲気で、平日は600バーツ、週末の金・土・日は1.000バーツとか区別する店も増えてきた様子。バービアでも一昔前は一律200バーツだったのに、最近では300バーツは当然、500バーツ取る店も出てきたし、レディーへのチップ(拘束代)も、人気のゴーゴー店ならショートタイムで2.500バーツ、ロングタイムで3.500~4.000バーツと、バンコク並みの値上がり具合である。ここ最近、円高で日本円の換金が4.000バーツ近いのを知っているのだろうか。

また、以前は一部の人気店だけがやっていたペイバー&女性へのチップ込みの先払い制度を採用する店が増えてきたように思う。そのため、女性側の主導権が強くなったのだろうか、店外で遊びに連れていったり、ホテルに連れていっても、とっととコトを済ませて帰還しようとするレディーが益々増えたようだ。ロングタイムと言えば、昔は朝まで・・という暗黙のルールがあったように思えるが、最近では深夜はもう朝方であり、ロングタイムの価値観は、客側にとっては、かなりシビアで商売っ気あふれる現実に変わりつつある様子。昼間、海に連れて行くだけでも追加料金?が発生するなんて、どんだけガメついんだ、タニヤレディーかよっ!と思わず突っ込みたくなるような按配である。

と、そんな人気店の先陣をひた走っていたスーパーベイビー、その姉妹店スーパーガールのいずれかが閉店か?という話を聞いた。パタヤ在住暦が長い某友人によると、商売激戦区であるウォーキングストリートとなると、その派閥争いも熾烈。ここ数年、人気実力ともに勢いがあるバカラ、ハッピー、ペパーミント、ビーチクラブは同じ系列だが、ここは外国人(欧米人)とタイ人が共同オーナーで経営しているという話。一方、日本人御用達のスーパーベイビー&ガールは中国人オーナーで、おそらく家賃や守代が値上がりしたのだろう・・という話だった。以前から韓国人・中国人のツアー客を見かけるのは、このゴーゴー内だけだったが、やはりタイでの商売、特に観光特区(治外法権?)のパタヤ、そして夜の商売ともなると、自ずと警察&マフィア関係などの強力なコネが必要だということになるのだろう。今後の動向に注目である。(マニアックか・・)

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と、あるゴーゴーでは、隣りに寄ってきた女の子がバンコク出身だというので、よくよく話を聞くと、実は、今、実家が洪水被害を受けていて、数ヶ月前からパタヤに出稼ぎに来ているらしい。対応が手馴れた感じだったので、更に尋ねてみると、MP「チャオプラヤー2」のソープ嬢ということだった。洪水の影響はひっそり夜の世界まで及んでいるのである。そして、観光客減少もあり、いつも以上に稼ぎたいナイトレディーたちは、出来るだけ多くのレディードリンクを客に強請ろうとするわけだが、南国パタヤの盛り上がり方と言えばテキーラ(ショット)である。酒に強い子は、コーラではなく、テキーラやB52、サンヴォッカなどのショット系で、どんどんドリンクバックを稼いでいくのだ。

そして、テキーラショットと言えば、日本では冷凍庫でボトルを冷やしてトロトロ(キンキン)にして飲むが、タイでは常温が定番である。ちなみに、常温で飲む方が人肌の体温に近いので身体への吸収率も高くすぐ酔っ払う。また、テキーラといえばつまみに塩&ライム(日本だとレモン)が定番だが、最近のパタヤの流行は、味の素+粉末ガーリックをミックスしたもの・・。(らしい)さすがは、甘党タイ人の考えそうなことだが、それはポテトチップを食べ終わった後に残る食べかす(粉末)のような味わいで、全くテキーラには合わないな・・という感じだった。やっぱりタイ人の味覚はよく分からない。

と、あるゴーゴーでは、知人が連れ出そうとした子が、「ホテルはどこだ?」と聞いてくるので、「IDカードのチェックかい?(もしや未成年)」と尋ねると、どうやらIDカードを家に忘れてきたらしい。が、家に取りに戻るのかと思えば、数分後には、その辺のウエイトレスやら友達からIDカードを数枚かき集めて、「どれが私に似てる(イケる)?」などと無邪気に聞いてくる始末・・ホロ苦)。

そして、また、とあるゴーゴーにて日本語を巧みに話す女がいた。自称26歳とのことだが明らかに日本語の会能能力(レベル)も高いし、どう見ても化粧のノリが悪いので、疑問の目を向けてみると、実は31歳。まあ、5歳ほどサバを読むのがタイの夜の世界ではありがちな話であるが、それにしても、流暢すぎる日本語が気にかかる。日本人御用達のゴーゴーでも多少の日本語を話す子は多いが、やはりカラオケ上がりは店での教育もあり、会話レベルも一段階上。そして、そのだいたいが、バンコクのタニヤ(スクンビット)やシラチャー、パタヤならスージーカラオケ辺りから流れてきたなんていう三十路ぐらいの女は多い。まあ、ニューカマーな若い子たちとの客取り合戦に敗れて、都落ちしてきたという経緯である。

というわけで、更に突っ込んでみると、シーロムのホテルに勤務していたらしい。そして、頑なにカラオケの女ではなかったことを我々に訴えようとする彼女であるが、いざカラオケの話になると、「コウダクミを歌える!」などと自信満々に言ってくる。「他に歌えるのは?」。「I LOVE YOU(尾崎)」。昔、駐在員の彼氏でもいたのだろうか。それでも「日本の彼氏はいたことがない」と断固拒否する彼女。きっとオザキがいつの時代の歌手なのか知らないのだろう。そして、田舎の両親には、すでに家も建ててあげて借金もないと自慢げに語る彼女。やっぱりタニヤ、スクンビット辺りのカラオケ上がりか?いや、それとも、ホテル勤務は本当だけど、夜はテーメーか?などと、男たちの勝手な妄想は、酒の肴とばかりに全く尽きる気配はない。

そして、我々はボトルを入れて飲んでいて、その子が酒を作ってくれたのだが、ウイスキーを多めに入れ、彼女自らもガンガン飲む、そのスタイルに違和感を覚えた。その日本語レベルの割には酒の作り方がどうにも下手なのである。カラオケ上がりの女だったら手馴れた手つきで薄めの水割でも作りそうだが、彼女はどちらかと言うと、勢いあるディスコの女という酒の煽り方なのである。そして、最後の質問、「ノボテルのディスコは行ったことある?」。彼女は頷き、意味ありげにニヤリ微笑む。というわけで、普段はホテル勤務で、夜はディスコやテーメー辺りで日本人の客(彼氏)探し!?みたいなことでもやっていたのだろうか。

そんな取りとめもない妄想をグダグダ繰り返しながら、男たちの猥談は夜な夜な続く。そして、街の美化政策に都市化が進んでも、相変わらずパタヤは、雑多で猥雑な表情を見せている。

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