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タイの犬に関する話

投稿日:2005年3月18日 更新日:

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ある日、海辺を歩いていると3匹の犬がいた。まだら模様の可愛いメス犬、白のオス犬、茶色のオス犬の3匹である。そして、メス犬(以下=ハナコ)と、白のオス犬 (以下=タロウ)は、人間の目を恥じることなく、おもむろに交尾を始めた。すると、それを見ていた茶色のオス犬 (以下=タケシ)は、おそらく彼もハナコに好意を持っていたのであろう。二匹の邪魔を始めた。(ボクが感じた印象では、ハナコはタロウのことが好きだと思われた)

ハナコとタロウが、愛の行為を始めると、決まって横からタケシが割って入り、ウゥーーワァンワァオン!と吠えまくり、二匹の行為を中断させる・・。「ハナコとタロウが交尾をする」 → 「タケシが邪魔をする」 → 「二匹は別の場所へ移動、再び愛の行為を始める」 → 「再び、タケシがやってきて吠え邪魔に入る」・・・(以後、繰り返し) そんな感じで、ハナコとタロウ、そして、タケシの茶番劇は数分間に渡り繰り返された。

それから、およそ10分程が過ぎた頃だろうか、この茶番劇によほど嫌気がさしてきたであろうタロウは、ついにタケシを追い払うことを決意!牙をむき出しにし、タケシを威嚇し始めた。タケシも、その挑発に乗り、牙をむく。そして、にらみ合いが続くかと思われたその時、一瞬の隙を見て、タロウがタケシに襲い掛かった。「ガゥガゥ、ガゥゥゥルルルゥゥ!!」。結果は、大方の予想に反して邪魔をしたタケシの完勝だった。そして、あっけなく闘いに敗れたタロウは、ひとり寂しく北のほうへと走り去っていった…。(無念)

一方のタケシは、すっかりご満悦、ホクホク顔でハナコに近づくと、鼻をすりよせ愛の行為を求めるが、ハナコはそれを拒否している様子だった。「やはり、犬の世界にも好き嫌いはあるのか」なんて思いながら、その光景を眺めていたが、しかし、それもほんのつかの間のこと。数分後には、二匹は仲良く、交尾を始めたのであった。そう、やはり、動物の世界では、弱肉強食が当然なのであった。

タイ語で犬は「マァー↓」という。この犬に関するタイでの意味はあまりよくないらしく、いろんな所で「マァー(=犬)」を文字った言葉が引用されている。タイを知る人ならご存知の通り、タイの犬と言えば野良犬。つまり、汚い、不潔、何でも食う、どこにでもいるというような一般社会からは好ましくないというイメージがある。また田舎地方では犬を食する地域もあるが、基本的に田舎の人にとって必要で価値があるのは牛とか鶏とかいった家畜であり、犬はあまり価値のない存在として捕らえられている。

そんな偏見的イメージからか、タイ人男性の中でも、だらしない男、職にもつかずフラフラしている男、女に貢いでもらっているどうしようもない男たちは、軽蔑を込めた呼称として「マァー↓」と揶揄される。しかし、タイ人女性は、彼氏のことを愛嬌をこめた意味で「マァー↓」と呼称したりもする。だがその際の「マァー↓」は、犬のように可愛い人、あるいは、私の愛するペットのような人という意味である。まあ、どちらにしても、タイ人男性は甘えん坊で、タイ人女性に比べ子供っぽい人が多いということだろう。

また、タイ語でパク・ワァンという言葉がある。「パク」とは"口"のこと。「ワァン」とは"甘い"という意味で「パク・ワァン」とは口が甘い→「口が上手」という意味なのだが、それに似た言葉で「パク・マァー↓」という俗語も存在するのである。言わずもがな、この意味するところは、犬のような口の人→何でもしゃべる、ベラベラとうるさい、口の減らない人という意味になるわけだ。

タイの犬と日本の犬の、どこが違うのかなんてボクには分からない。だが、タロウ、ハナコ、タケシのように、タイでも犬は犬なりに好き勝手やって生きているだけである。ただ、タイ人女性に「マァー↓」なんて言われる事があったら、そこにはいろんな意味が含まれているので、皆さん注意しましょう!

 

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