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【タイ世界遺産】アユタヤのんびりショートステイの旅―VO.3

投稿日:2018年12月7日 更新日:

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●2018年3月某日<3日日>朝焼けのパゴダと愛娘との格闘の朝

朝9時過ぎ、愛娘の泣き叫ぶ声に起こされる。初日の大移動からまだちゃんとした睡眠を取っておらず、アユタヤ到着の興奮からか朝方まで徹夜みたいに起きていた。到着祈願とばかりに、どうせだから明け方の仏塔(Pagoda Wat Sam Pluem)も拝んでみたいと思ったのだった。ようやく朝日が昇りそうな早朝6時頃、デジカメ片手に一人散歩に行く気分で、ふらっと朝焼けのパゴダ(仏塔)を拝みに行った。住まいのアパートからたった5分ぐらいの距離感だ。もちろん早朝なのでまだひと気も交通量も少なく、見かけるのはセブン前に屯するモトサイや、托鉢に街を練り歩く僧侶、ビニールに包んだ食料等をお供えする地元民の姿ぐらいである。

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そして10数分ほど、色々なアングルから朝日に照らされる仏塔を撮影した後、ようやく満足して滞在初日を終え、眠りについた。それから3時間も経っておらず、頭はボケボケの状態だった。どうやら嫁は朝一でどこかに朝食でも買いに出かけた様子だった。電話をかけても繋がらない。バイクで移動中か。泣き止まない娘をあやしながら、粉ミルクや水、食料などを与えてみるが、どれにも反応を示さない。娘のKはいつでも近くにママ(嫁)がいないと安心しないママっ子な性格だった。だから、こういう時は嫁が帰ってくるまで、ほぼ延々と泣き続けるのがしょっちゅうであった。

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ヤバイ!これは朝から一大事だ。僕はKのお土産にと持参したDVDを荷物から取り出し、デスクトップに挿入すると、Kの泣き叫ぶ声に負けない程度のボリュームで、それを再生した。すぐにKは興味を示し、日本語のミッキーマウスとトム&ジェリーを熱心に見入り始めた。僕もKの隣に座り、二人並んでPC画面を眺めていると、それって何だか映画デートみたいな気分だった。そんなパパからの一方的なロマンチックタイムがしばらく続くかに思われたが、ふとメー(ママ)のことを思い出したのか、突然、また泣き始めた。さっき以上に泣き叫ぶ。奇声を上げる。こうなると、もはやDVDも意味がない。Kの興味が向く次なる関心事を何か提供してやらなきゃ事態は収拾しないのである。

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なんとかかんとかタイ語で話しかけたり、なだめたり、あやしたり格闘した後、泣き疲れたのか、ようやく落ち着いたところで朝食&おやつタイム。それから近くのセブンまで一緒に歩いて連れて行き、大好物のアイスクリームを買ってあげる。そう、さっきはアイス攻撃で何とかKを泣き止ませることに成功したのだった。僕は朝からカプチーノ・フラッペを注文する。最近のセブンのコーヒーは中々いける。コンビニの軒先にあった木製のベンチに二人並んで腰掛け、ママ(嫁)の帰りを待つ。

ようやく電話が繋がった。どうやらまた朝からノーヘルで警察に捕まったようだ。罰金は300バーツで最悪だとか電話口の向こうで嘆いている。交通違反はおっちょこちょいの嫁が油断してよくやらかすことだった。すぐ近くの屋台にいるようで、程なくして、通りの向こうから嫁がバイクで帰ってきた。ママの姿を視界に捉えると、とたんにKの顔がぱっと明るくなり、驚き喜ぶ表情で「メ~!(ママー)」とヤギみたいな感じの大声で叫んだ。アイスとお菓子のオマケを両手に持ったKは、ママのお出迎えにすっかりご満悦の様子で、僕らの前を先導するように颯爽と歩き、およそ100メートル先の住まいへと陽気に歩を進めた。

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●世界遺産アユタヤで一番人気のワット・ヤイチャイモンコンへ!

昼過ぎになり、ようやく外出することになった。日焼けを嫌うタイ人だけに、嫁は日中の陽射しが強い時間に外出するのを嫌う。それに2歳ちょいの娘も一緒のお出かけとなると、日焼け防止のクリームやら粉を塗ったり、外出用のミルクセットに簡単な食料、おむつ、よだれかけ、陽射しを防ぐための羽織りもの類、帽子、サングラスに自分の化粧と、ママ的な準備が色々とあるようで、いざ出かけようにも、あれこれと時間がかかるのがまったくもって女の性ってやつである。更に時間にルーズなタイ人の性質がプラスされる。まあ、とはいえ陽射しの強い猛暑の季節だけに、幼い娘を長時間、直射日光の下にさらし続けるわけにもいかない。そんなわけで、ようやく嫁が外出する気分になったのは、ギラギラと真上にあった南国の太陽が僅かばかり西に傾いた、午後2時を回った頃であった。

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向かった先は、嫁がアユタヤの中で一番好きだというワット・ヤイチャイモンコン(Wat Yai Chai MongKhon)。そこは住まいのアパートからバイクで5分程と、すぐに行ける近距離の有名寺院であった。僕も過去に何度も日帰りツアーで訪れたことがある定番の観光名所である。でも、住まいから一番近い寺院となると、それはそれでまた愛着が沸いてくるというものである。入口付近にある銀行系の両替所で、2回目の両替をする。こっちの方が換金レートが良さそうだ。寺院内に入ると、先ずは巨大な涅槃像を参拝する。生花を供えて線香をあげる。仏像の足の裏側部分に人が集っており、石の窪みにコインを貼りつけて願い事をすると、その願いが叶うと言われているらしい。日本風にいえばパワースポットというやつである。

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ワット・ヤイチャイモンコン(Wat Yai Chai MongKhon)

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それから、高さ72メートルの巨大仏塔へと遺跡内を進む。娘のKはもう何度となく足を運んでいるようで、僕を案内するように、しっかりとした足取りで僕の前を歩いていく。嫁は疲れるから仏塔の上部までは行かないようだ。気分上々のKは、メー(ママ)不在でもおかまいなしとばかりに、小さな足を胸ほどまで高くあげて、見事に階段を一段一段あがり、僕を先導していく。Kは2歳児にしては急な階段を、ほぼ休むことなく一気に上りきると、その勢いのまま仏塔の最上部(回廊)に進入し、暗がりの雑踏の中へと駆けていった。

そして、うろうろして目についた黄金の仏像に歩み寄ると、それに抱きつき、仏像の乳首を指でつついたり、つねったりしてしばらく弄んだ。僕は、階段を上る様子から回していた動画をそこでストップさせ、カメラのシャッターを切った。Kはようやく振り返って、僕に微笑みかけた。暗がりの中で撮影したので、きちんと撮れているかデジカメの画像を確認すると、仏像の乳首を無邪気に弄んでいるKに後光のような無数の光が射している感じの面白写真になっていた。

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ワット・ヤイチャイモンコン(Wat Yai Chai MongKhon)

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仏塔の最上部は回廊のようになっている。安置されている仏像を一通り参拝したところで、帰りの階段を下りる。急な階段から転げ落ちては大事なので、今度は手を繋いだほうがよかろうと、Kに手を差しのべてみるが、Kは僕の申し出を無視するばかりだ。そして、Kはなんら躊躇することなく階段の右端部分から下り始めると、小さな足を勢いよく踏み下ろして一段ずつ慎重に、でも力強く小気味よいリズムで階段を下りていく。

Kが生まれた時は2階建てのタウンハウスに住んでいたので、彼女にとって階段は慣れっこなのだろう。逞しい娘の様子にふと感慨にふけっていると、後ろから日本人家族の話し声が聞こえてきた。「ほら、あなたよりも小さな女の子が怖がらずに一人で下りてるのよ」。母親が子供に言い聞かせているような会話だ。伏し目がちに後ろに視線を移すと、Kよりも大きな背丈の男の子が、母親にしがみつき、怖がりながらオドオドと階段を下りていた。僕は一人ほくそ笑み、素知らぬ顔をして階段を下りていくKの姿を微笑ましく眺めた。

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ワット・ヤイチャイモンコンは、アユタヤ時代の1357年、ラーマーティボーディー1世(ウートン王)が、セイロン(現スリランカ)に留学中の修行僧たちのために瞑想の場として建てた寺院とのこと。別名を「ワット・プラ・チャオプラヤータイ」という。また「吉祥なる勝利の寺院」という意味があるようだ。アユタヤ市内を見下ろすように建立された高さ72メートルの仏塔は、1592年のビルマ(現ミャンマー)との戦いに勝利した記念塔で、19世ナレスアン王がビルマ王子との象に乗っての一騎打ちに勝利したとされている。

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仏塔の周囲をぐるりと回り、遺跡内を散策しながら練り歩く。小一時間ほど、Kと駆けずり回り、のんびりくつろいで時を過ごす。階段を上り下りして、炎天下で走り回って、Kもさすがに疲れただろうと、それから涼みがてらロビンソンへ。Kのゲームセンターにしばし付き添い、初日に続いて8番ラーメンを食べる。Kは僕に似て麺類が大好物なのである。それからテスコロータスで買い物して帰宅。

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帰りがけにチャオドイ(CHAO DOI)コーヒーに寄って、チャオドイ・フラッペをテイクアウト。チャオドイコーヒーは僕がパタヤで愛飲していたマウンテンコーヒーで、まさかアユタヤでも飲めるなんて最高だと、初日に店を発見した時は驚喜した。そこは住まいのアパートから、これまた近場で、仏塔(Pagoda Wat Sam Pluem)からワット・ヤイチャイモンコンに向けて少し行った辺りの通り沿いに、見覚えのある緑色の店舗がポツンと佇んでいた。普段はチャオドイ・イェン(コールド)を愛飲し、猛暑の季節になるとそれをフローズンしたチャオドイ・パン(フラッペ)を頼むのがお決まりであった。滞在初日からまだ十分な睡眠が取れていないこともあり、この日は早めに就寝した…ZZZ

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