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【タイ世界遺産】アユタヤのんびりショートステイの旅 VO.8―バンコク発の鉄道旅~仏教伝来の町ナコーンパトムへ

投稿日:2019年1月11日 更新日:

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●2018年3月某日<11日日>仏教伝来の町ナコーンパトムへ

お世話になっている業者さんが訪タイするため単身バンコクへ。仕事諸々で4日間をバンコクで過ごす…。その後、嫁と娘をアユタヤから呼びよせ、バンコク中央駅のフアランポーン駅(Hua Lamphong Station)に集合し、いざバンコク発の鉄道旅へ出発することにあいなった。タイの国内地図と鉄道路線図をあれこれ眺めながら、思い描いた旅の行程は、のんびり列車に揺られてタイ中北部を巡り、最後はアユタヤへと帰還するというもの。

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とりあえずタイ西部のカンチャナブリー方面へ行き、それからバス等も利用して北部地方にも足を延ばして、一週間ほどかけてタイ中北部をぐるり一周したいイメージであるが、2歳ちょいの娘に毎日ハードな長距離移動をさせるわけにもいかないので、その辺は娘の体力次第、ご機嫌次第といった感じの半ば予定未定の旅である。
【タイ国鉄】時刻表/路線図

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まあ、僕的には久しぶりに山とか滝といった自然に癒されたい気分であり、それをアクティブ&アウトドア派な娘にも体験させてあげたいという思いも当然ある。そんなわけで、のんびり鉄道旅の初日は、西部カンチャナブリー方面へ向けて、先ずはその中継地点とも言えそうなナコーンパトムまでとりあえず行ってみることにした。何でもナコーンパトムは仏教伝来の町として有名らしく、世界最大級の仏塔があるとのことで、ブッディストの僕としてはぜひ立ち寄ってみたいと思ったのだった。

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バンコク13:00発~ナコーンパトム14:36着のチケットを購入。(運賃は3等で20バーツ/子供は無料)

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昭和を彷彿させるタイの鉄道に乗ると、どうにも懐かしい子供時代の田舎の記憶や、青春18キップを利用して日本国内を旅した若い時分などをふと思い出し、すぐに旅気分へと誘われる。

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窓を全開にして穏やかな南国の風を感じながら、窓外の景色を楽しむ。のんびりタイ鉄道旅のスタート!

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娘のKは、すでに数回乗った鉄道にすっかり慣れてきた様子で、窓から上半身を突き出さんばかりにして意気揚々とはしゃぎ、「オーイ!アンナン・アライ?(あれは何?)」と窓外の景色にあれこれ興味を示し続けるばかりだ。

バンコクから西へ55キロ。のんびり列車に揺られて、チケットに記載されている所要時間1時間半のところを、ゆっくり2時間ほどかけて、ようやくナコーンパトムに到着。

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●ナコーンパトム駅(タイ国有鉄道/ナムトク線)Nakhonpathom Railway Station
【タイ国鉄】時刻表/路線図

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と、娘のKは途中から熟睡してしまったので、そのまま駅ホームのベンチに寝かせて嫁と二人待機させて、先ずは僕一人で、駅周辺の様子を探索してみることに。

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ナコーンパトム駅を出ると、すぐ真正面にデデーン!と巨大な仏塔の姿が視界に飛び込んでくる。

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とりあえず、駅前の通りを仏塔に向けて歩いてみる。

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駅から仏塔までは、ものの数分で到着する近距離である。

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と、駅前から仏塔周辺にかけて軽くぶらついてみたが、かなり小ぶりなタイの田舎町といった雰囲気。ホテル、コンビニ、屋台などが僅かに建ち並ぶだけで、旅行者らしき姿もあまり見かけない。

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ナコーンパトム駅に戻り、観光名所案内の看板をチェックしてみる。仏塔の他にぜひとも行ってみたいと思うような興味をそそるスポットはこれといって見当たらない感じ。

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うーむ、仏塔を簡単に参拝して、小一時間ほど滞在した後、今日中にもカンチャナブリーまで行くのも可能だが、早朝アユタヤからバンコクまで鉄道で出てきて、更にナコーンパトムまでと、長距離移動してきた娘はぐったり疲れてしまったようで深い眠りから覚める様子はない。というわけで、今日の移動はここまでにして、駅前にあった中華系っぽい雰囲気の古びた安宿にチェックイン。1泊450バーツ(エアコンルーム)。部屋で一休憩した後、日が暮れる夕方頃に再び外出して仏塔を参拝しに行く。

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●世界最大級の黄金の仏塔プラパトムチェディ

ナコーンパトムのシンボル、世界一大きな仏塔と言われるプラ・パトム・チェディ(Phra Pathom Chedi)。この日は仏教日なのか、何やら特別なイベントが催されていて、僧侶が唱えるお経がマイクを通して周囲に響き渡っていた。集まった現地の人々は手を合わせて合掌し、お経を復唱している。

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頭上に聖糸が張り巡らされており、そこから垂れ下がった糸が皆の頭に巻かれている。その糸の先は中央に安置されている仏像へと繋がっているのだろう。ある種、新興宗教の儀式みたいな雰囲気を思わせる光景でもあるが、厳かな仏事、心身のクリーニング(洗浄)かねた念仏大会といった様相である。

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ナコーンパトムという名前には「最初の都」という意味があるらしい。インドシナ半島の中で、最初にインドから仏陀の教えがもたらされた仏教伝来の町で、仏教国タイの原点とも言える町である。7~12世紀頃には、ドヴァーラヴァディーというモン族の王国の都として栄えていたようだ。

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仏塔は3世紀頃、インドのアショーカ王が建てたと言われている。もちろんタイ一、世界最大級の黄金の仏塔で、高さは約120.45メートルの釣り鐘状。

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クメール時代にビルマ風に改修されてしまったが、1853年にラマ4世の命令により、今の姿に建て替えられた。(~ラマ5世の時代に完成)

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正面入口にある礼拝堂内の立仏像台座には、ラマ6世の遺骨が納められている。よく見ると、どの仏像も右手のひらを前にした制止ポーズの立像(月曜日の仏像)ばかり。はてラマ6世が月曜日生まれということなのだろうか?(→タイの曜日仏陀・あなたの誕生曜日は?

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参拝祈願に、鈴を購入し自分の名前を書いて吊り下げるタンブン。日本でいう絵馬みたいな感じか。

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仏塔の周りをぐるり一周歩いてみる。回廊には様々な姿の仏像が安置されている。

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夕暮れ時になると、塔内に暖色の明かりが灯り、鮮やかなオレンジ色の仏塔へと姿を変える。

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プラ・パトム・チェディ(Phra Pathom Chedi)

ナモタサー、パカワトー、アラハトー、サンマー、サンプッターサー・・・

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と、仏塔を散策しながら、のんびり過ごしていたら、すっかり日が沈んでしまった。

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18時頃から仏塔の周辺にナイトマーケットが出るようなので、歩いて見に行く。

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ナコーンパトムのナイトマーケット。プラ・パトム・チェディ(仏塔)の西側。

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広大な敷地の駐車場に屋台が並んでいる感じの大型ナイトマーケット。とりわけ魚介類の屋台が多く見受けられ、現地の人にも人気があるようだ。

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クイッティアオ、バーミー等の麺類に、オースワン(牡蠣の卵とじ)、ガイヤーン(焼き鳥)、カオニャオ(もち米)、果物などで腹ごしらえ。プラプラ買い食いしながら市場内を散策し、小一時間ほど過ごしてから、ようやく宿に帰還した。

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結局、仏塔を拝んだぐらいでナコーンパトム滞在は終わりそうだが、まだ旅は始まったばかりである。欲張っても疲れるだけで意味はない。まあ、当初の予定としてはどこか仏教伝来の町を感じられそうな、いわゆる古きよき街並みがあるエリアを散策したかったのだが、旅の初日に世界最大の仏塔に参拝して心身ともにリフレッシュ、旅の安全祈願ということで良しとしよう。さて、明日からは旅の目的地であるカンチャナブリーへ。というわけで、嫁と娘を部屋でゆっくり休ませ、僕はちょっくら駅まで時刻表を確認しに行く。朝の便は8:20発と9:00発といった感じ。さてはて、カンチャナブリーでは、拠点地となる宿に落ち着いたら2~3日滞在して、ナムトク(滝)を巡るってな感じの予定を考えているのだが、どうなることやら。明日に備えて早めに就寝した・・・ZZZ

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